一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

517  鶯が誘う三時になさりませ

2012年03月07日 | 

(うぐいすが さそう さんじになさりませ)

「日本の三鳴鳥」と言われているのは、ウグイス、コマドリ、オオルリ。鳴き声が美しい、と言われているその中で、最もポピュラーなのがウグイスである。

 初鳴きからしばらくは、ウグイスが鳴けば、仕事の手を休めて聞き入ることになる。「なさりませ」から、句会でほとんどの人が、この句を女性の句と思ったようだ。

「したらどうですか」「したらいかがですか」では長すぎるし、「しませんか」では、“一緒”にという意味が強くなってしまう。

 結局「なさりませ」が、丁寧な命令口調でもあり、あの鳴き声にぴったりなのだ。但し「キョキョキョキョ」と鳴く谷渡りのことではない

コメント (2)
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