一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

751  秋夕焼浴びて石仏多情なり  正太

2012年11月02日 | 

 「多情」とは、①情が深くて、感じやすいこと。②異性に対する心が移りやすいこと(移り気)。

 作者は、石仏に対して言っているから、まさか②ではあるまい。唯、一般的に「多情」は、②を指すことが多く、違和感は感じる。

 好意的に①と考え話を進めると、五百羅漢など沢山の石仏があるのかもしれない。勿論、そうではなくて、一体の石仏が夕日を浴びて、情が深く複雑な表情を読み取った、と考えるべきだろう。

 「多情な石仏」がどこにおわすか、作者に尋ねて一度見に行かねばなるまい。

マユハケオモト(眉刷毛万年青)

 流通名, ハエマンサス.  ヒガンバナ科.  ハエマンツス属.  常緑 多年草(半耐寒性).

 

コメント
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