「多情」とは、①情が深くて、感じやすいこと。②異性に対する心が移りやすいこと(移り気)。
作者は、石仏に対して言っているから、まさか②ではあるまい。唯、一般的に「多情」は、②を指すことが多く、違和感は感じる。
好意的に①と考え話を進めると、五百羅漢など沢山の石仏があるのかもしれない。勿論、そうではなくて、一体の石仏が夕日を浴びて、情が深く複雑な表情を読み取った、と考えるべきだろう。
「多情な石仏」がどこにおわすか、作者に尋ねて一度見に行かねばなるまい。
マユハケオモト(眉刷毛万年青)
流通名, ハエマンサス. ヒガンバナ科. ハエマンツス属. 常緑 多年草(半耐寒性).