一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

763  畳屋の間口全開今朝の冬  京子

2012年11月14日 | 

(たたみやの まぐちぜんかい けさのふゆ) 

 建築では工場生産の規格品が増えて、誰でもできる簡単な仕事が多くなったようだが、畳や建具などはそうはいかない。寸分違わず畳を敷くには、必ず現場の寸法を測らねばならないからだ。

この句の畳屋も、昔ながらの畳屋のようである。寒さをものともせず働く姿には、頭が下がる思いがする。

 しかし、この数十年で、日本の町から染物屋、鍛冶屋など多くの店や職人が消えていった、と思っていたら、庶民から見えなくなっただけで、大きな工場や小さな町工場の中にも、様々な職人さんが結構頑張っているらしい。

ダイモンジソウ(大文字草) ユキノシタ科の多年草

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