一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

755  曼珠沙華活断層の地を走る  貞次

2012年11月06日 | 

 この句を直訳すると、「曼珠沙華が活断層の地を走っている」となる。しかし、作者の本意は、「曼珠沙華が咲いている/この地を活断層が走っている」である。

  では、「曼珠沙華活断層が地を走る」とすれば良いではないか、と思うのだが、この作者のように、そうは問屋が卸さない。

 俳句では、この句のように、助詞の「は」や「が」を使うのを嫌い、何故か「の」を使いたがるのだ。「理由は?」

 「さあ、よく分かりません」

コメント
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