一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

761  柿紅葉死ぬの生きるの言った頃  純子

2012年11月12日 | 

「紅葉」の読み方には、①もみじ②こうよう、の二種類あり、意味にも二種類ある。

①  「もみじ」は、「イロハモミジ」のように、樹木のカエデ(楓)そのものを言う。

②   秋になって、木々の葉が赤くなることを「コウヨウ(紅葉)する」と言い、又「モミジ(紅葉)する」とも言う。この場合は、カエデのことではなく、全ての木々のことを言う。ややこしいが、例えば、モミジヤマ(紅葉山)、タニモミジ(谷紅葉)ハゼモミジ(櫨紅葉)、ツタモミジ(蔦紅葉)、カキモミジ(柿紅葉)などと使う。

 さて、「死ぬの生きるの」とは、「私にとって、生とは何か、死とは何か」という哲学的命題の考察を言うのだろう。幸か不幸か、大抵の人間が、青春期に通過する問題である。

 若さゆえの空理空論の「哲学的命題」。ところが、今まさに眼前に迫って来ている「死ぬの生きるの」なのだ。

ルリマツリ(イソマツ科ルリマツリ属) 常緑半つる性低木(南アフリカ原産)

コメント (2)
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