一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

774  冬晴や十指ほぐして陶土積む  正太

2012年11月25日 | 

 陶器の粘土制作に、「紐積み」という手法がある。粘土を細長い紐状にして、少しづつ積み上げていく。紐の直径が、5センチ以上にもなることもあり、特に甕などの大物制作に向いている。「紐積み」の技法は、縄文時代には既に始まっており、数千年の歴史のある手法だ。

 さて、陶器作りに多い病気は「腰痛」だが、次に多いのが「腱鞘炎」や「ばね指」だろう。陶器作りに限らず、指を使う職業の全てに共通する「職業病」である。

特に冬場は、指が硬直しやすいから、よく揉みほぐすことが肝要だ。

ヤツデ(八つ手)  ウコギ科の常緑低木。

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