岩風呂

ラーメンを中心に食べ歩きとかレシピを乗せてます。そして時々猫が登場するブログです。

せたが屋 品川店

2009-08-07 22:20:01 | ラーメンレポ
午後からの出勤だったので、久しぶりに品川麺達七人集に行って見ました。
11時を回ったばかりの早い時間だったので、どの店も空き席がありました。
TETSUのつけめんも心惹かれるものがあったのですが、夏季限定メニューが個人的に非常に魅力的だったせたが屋に。



頼んだ夏季限定メニューは「焼きあごと鯛の水出し冷やしそば」という非常に長い説明的タイトルのメニュー。
なんか2時間ドラマのタイトルみたいですよね・・・「湯煙温泉美人OL3人旅老舗旅館の女将知られざる過去に迫る定年間近の老刑事」みたいな・・・(今適当に作りました)・・・。
まあフランス料理でも「鴨のプロバンス風ソテー オレンジとイチジクのソース アプリコット添え」みたいなもんか・・・。
脱線が長くてすみません。




こちらがその「焼きあごと鯛の水出し冷やしそば」先の法則からすれば「竜田揚げと特製メンマ、味玉子のせ薬味の青ねぎに糸唐辛子を彩りに・・・」くらい続けてくれた方がインパクトあるかな~・・・ってそれはしつこい。
なんか今日は茶化してばっかりいますが・・・コホン。
これね・・・絶品です!
焼きあごっていうのは飛魚の焼き干しのことなんですけど、これと焼いた鯛のあら、他には貝柱などこれらを水出しですから火を通さずに、じっくりと水につけて出汁をとってあります。
塩分も控えめで淡いのですが、おそらく昆布を使ってとろみをつけてあり、かん水控えめ(無かん水?)の麺に大量のスープが絡みつくことでカバーしています。
これだけだとおとなしすぎるのですが、上に乗っている豚の竜田揚げ、そしてナガ~イ特製のメンマが上物としてよいインパクトを演出。
これはなかなか後を引く逸品ですな。

これまでラーメンの業界では魚介スープを足してみたり、香味油、魚粉などなど新しい味を足し算で行ってきましたが、ここのところのトレンドは、ずばり引き算。
このラーメンはスープに火を通さない、という引き算の産物ですね。
おなじせたが屋グループのラーメンゼロは醤油、味噌、塩等の重要な調味料を一切使わず、煮干や鰹節などの素材の旨味と塩分だけのスープを提供すると言う先鋭的なこともやっています。
まぜそばや汁なしなんていうのもマイナスの産物ですね。
いや~ラーメンの新しい可能性を見た昼の品川であります。
ごちそうさまでした。
ではでは

【Webサイト】
【地図】東京都港区高輪3-26-20
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■【ラーメン】 東京ラーメン せたが屋 2箱


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