久しぶりに日本シリーズを見ました。
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<日本シリーズ>2−2で延長十五回引き分け 最長5時間超(毎日新聞)
プロ野球の日本シリーズ、中日−ロッテは6日、ナゴヤドームで第6戦を行い、シリーズ最長時間を大幅に更新する5時間を超す熱戦は、シリーズ初の延長十五回を終わっても決着がつかず、2−2で規定により引き分けとなった。シリーズの引き分けは86年の広島−西武戦以来7試合目で、試合時間5時間43分はシリーズ史上最長記録。対戦成績は5年ぶり4度目(前身の毎日時代の1回を含む)の日本一へ王手をかけているロッテの3勝2敗1分け。
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ロッテの優勝決定があるかと思い、午後7時から見た試合が終わったのは12時前でした。9回までは緊迫した感じでしたが、延長になると徐々に貧打戦となり、バントミスが多くて緊張感の無い試合になってしまいました。それでもどちらが勝つのかが気になって最後まで見たのですが、結局引き分け。見るほうも疲労感だけが残る試合でした。
気になったのは、ランナーが出ると次のバッターは必ずバントという日本野球の伝統です。バントを失敗した選手は気まずい感じでダグアウトに戻りますが、その雰囲気が周りの選手に伝わり、次の選手の緊張に拍車が掛かる。そしてまた失敗する。それが相手チームにも伝わり、相手もランナーが出るとバント失敗の繰り返し。双方ともに同じ戦法の悪循環で、見ている観客も辛い試合でした。バントは勝つための手段のひとつで高校野球では多用されますが、この試合は観客からお金を取って見せるプロの試合なのですから、ヒットエンドランをやるとか、バスターをやるとか、いろいろな戦術を駆使して欲しかったです。まあ5時間以上も試合をやると、疲れてしまってバント戦法しか考えられない気持ちも判りますけど。
次は良い試合を見せて欲しいものです。