何度もG1で好走しながら、なかなか勝てなかったホエールキャプチャがGI初制覇を果たしました。
------------------------------------------------
ホエールキャプチャ悲願のGI初制覇(サンケイスポーツ)
第7回ヴィクトリアマイル(13日、東京11R、GI、4歳上、牝馬、芝1600メートル、1着賞金9000万円=出走18頭)横山典弘騎手騎乗の4番人気ホエールキャプチャ(牝4歳、美浦・田中清隆厩舎)が好位追走から直線抜け出して快勝。6度目のGI挑戦で初タイトルを獲得した。勝ちタイム1分32秒4(良)。半馬身差の2着に7番人気ドナウブルー、さらに1馬身1/4差の3着には3番人気マルセリーナが入り、1番人気に支持された5冠牝馬アパパネは5着、2番人気オールザットジャズは16着に敗れた。ホエールキャプチャは父クロフネ、母グローバルピース、母の父サンデーサイレンスという血統。通算成績13戦5勝。重賞は11年クイーンC(GIII)、ローズS(GII)に続く3勝目。横山典弘騎手は10年ブエナビスタ以来2度目、田中清隆調教師は初の同レース制覇。
--------------------------------------------------------------------
昨年のクラシックでは、引退したレーヴデソールの陰に隠れていた実力馬がやっとG1を獲得しました。今日のレースでは、横山騎手のレース運びも上手く嵌り、最後の直線でも他の馬に比べて余裕の手応えで快勝しました。大人しくて真面目に走る馬で、2歳の時から応援していましたがなかなか結果に結びつかなかっただけに、今回勝つことができて良かったと思います。これをきっかけに、今後のG1での上位争いに期待したいです。一番人気のアパパネは、やや物足りない内容で敗れました。0.4秒差の5着は、近走の結果を見るとそれほど悪くない結果ですが、今回は見せ場もなく終わった感じです。昨年ほどのパフォーマンスが見られないので、勝つには展開の助けが必要かもしれません。状態の良し悪しが判りにくい微妙な感じの馬になってしまったような気がします。競馬記者の評価が高かった2番人気オールザットジャズは大敗でした。好走が続いていましたが、初の東京コースでG1は難しかったかもしれません。
今年の古馬G1は、ブエナビスタのような圧倒的な実力人気馬がいないので、面白いけれど予想が難しいです。