定年まであと数年ということで、書店に並んでいた「定年後」という本を読んでみた。
定年後の生き方について、様々な事例を提示しながら考察する本。
サラリーマンにとって定年は必ず経験するものであり、その後の生活は大変気になる。
セミナーでは年金や生活費の事ばかりが話題になるが、それよりもあり余る時間を
どうするかが問題と著者は考える。
定年後の過し方には色々なパターンがあるが、それを定年になってから考えるのではなく、
在職中に考えておく事が重要である。自分のやりたい事を決めて、少しづつ準備をしておく。
そして定年になったら、上手く着地して新しい生活に移行するのが良い。
実際、著者は休職の経験があり、その間に自分のやりたい事を決めて、
上手く移行できたようだ。しかし、現実にはそういう人は稀かもしれない。
年金生活では厳しいからとか、やりたいことが見つからないから働くというのが多数だろう。
この本を読んで、定年後についていろいろ考えさせられた。
でも自分自身は、もっと楽天的に考えている。幸いなことに、身近に退職後の生活のほうが
充実していると言う父がいる。父の生き方に倣うのも手だろう。
定年まで多少時間があるので、いろいろアドバイスをもらって、定年後の生き方を考えてみたい。
老後にやりたい事と言えば、定年後の競馬をどうするか、これも問題だ。
おそらく競馬をやるための元手(資金)が続くかどうかがポイントだろう。
単純に考えると、
・元手がたくさん有る、或いは勝率が高い人ーこれは今まで通り続ければよい。
・元手が足りない人、或いは勝率が低い人ーこれはやり方を変えるべきだろう。
例えば、買い方を変える(馬券の種類を変える等)、
絞る(頭数を減らす、やるレースを減らす)などの方法がある。
・元手が無い、資金を減らしたくないという人には、POGや自炊競馬(ゲーム)がいいだろう。
「自炊競馬」は、自分の貯金を配当にして競馬気分を味わうゲームのようなものだ。
メリットは、元手が減らないこと。多少競馬気分が味わえて、当れば小遣い、
外れても貯金となるが、決して元手が増えることはなく、当っても
他人に自慢できないというデメリットもある。
現実的には、金の切れ目が競馬の切れ目になってしまうような気がする。
老後の競馬をどうするか、今のうちから考えておいたほうが良さそうだ。