「利己的な遺伝子」で有名なリチャード・ドーキンスの本。
進化論者でこれまでに多くの進化に関する著作を持つ彼だが、
まだまだ世間からの理解を得られないらしい。
(特に進化論の考えを発表した欧米での理解が進まない)
この本では「進化は論では無く、事実である」ということを様々な事例を挙げて、
考察している。面白かったのは、人間は神が設計したものであって、
進化してそうなったのではないと主張する創造論者に対し、
生まれてから現在の大人になったあなた自身が進化の産物であると答えるくだり。
創造論者は、それも神が設計したものと反論する。そして両者の議論は平行線を辿る。
日本人は進化論に寛容で、学校ではそれが当たり前のように教育されており、
なぜドーキンスがこの本で、クドいくらいに進化の証拠を主張するのか判りにくい。
でも彼にとっては、創造論者に理解してもらうことはライフワークに近いものが
あるのだろう。
進化論は事実であると考えている人には、進化論と生物学のトリビアが満載のこの本は
とても面白く読めると思います。
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