キマグレ競馬・備忘録

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MLB アメリカンリーグMVP論争

2022年09月13日 | Baseball
MLB ア・リーグMVP論争のネット記事をいろいろ読んでみました。その感想です。
今年のアメリカンリーグのMVPは、ヤンキースのジャッジ選手とエンゼルスの大谷選手のどちらになるかで論争になっています。現状では、圧倒的なホームラン数でジャッジ選手が優勢という感じですが、大谷選手も後半戦は成績が向上しており、僅差の争いになりそうです。
日本人としては勿論二刀流の実績で大谷選手に獲ってもらいたいですが、投票するアメリカ人記者の心情としては、二年連続で「日本人に」MVPを持って行かれるというのは気になるところだと思います。
野球は「点を取る」スポーツなので、「抑える」役割の投手がMVPになることはほとんど無いです。なので、
昨年の大谷選手のMVPも、投手成績よりも46本のホームランが評価されたのかなと思います。それ故、今年は圧倒的なホームラン数のジャッジ選手が有利です。大谷選手は打撃だけでは不利ですが、投手成績はリーグ上位。投手成績はチーム状態に左右されますが、大谷選手は弱いチームで12勝を挙げているので、そこが評価されるかどうかだと思います。
ちなみにレッドソックスで200勝以上を挙げたマルチネス元投手が、昨年は、3冠王に届きそうだったゲレーロ選手をMVPに強力に推してました。デビュー3年目で早くもホームラン王のタイトルを獲得して、MVPは当然という見解を述べていましたが、結果、MVPは大谷選手になりました。その彼が、今年はジャッジ選手ではなく大谷選手をMVPに推しています。ジャッジ派の言い分「ジャッジ選手は、大谷選手よりも打撃成績が圧倒的に良い事と、1000イニング以上も出場して守備をしていること」を挙げた事に対して、彼は「投手をやりながら、打撃成績を残すほうが大変なことだ」と反論しています。(昨年とは、掌返しの意見ですが)
「外野手の守備機会はボールがきた時だけ。1000イニング出場してもプレー時間はかなり少ない。投手は投球が全て守備機会であり、疲労感は半端ない。(つまり1イニングでもかなり疲れる)」なので、大谷選手が常時出場し、投手も打撃もやってどちらも好成績を残すことが信じられないと言ってます。投手の視点での意見ですが、投手の疲労というのはやった人しか判らないですから、彼の意見も一理あると思います。(でも本当は、彼がレッドソックス出身で、ヤンキースがライバルだった事が大谷選手推しの理由かも)
いろいろ議論沸騰の今年のMVPですが、当の大谷選手は昨年のMVP発表の時、「ア・リーグMVPは大谷選手!」と言われて「あ、そうですか、それはどうも」という感じで笑顔もなく少し頭を下げたくらいでした。ナ・リーグMVPのハーパー選手が、涙を流しながら家族と喜んでいたのとは対称的だった記憶があります。おそらく大谷選手は、二刀流の実質1年目だったし、本当の目標(殿堂入り?)はまだ先にあると考えているのかもしれません。周囲の騒ぎとは裏腹に、彼自身は、MVPが獲れたらラッキーくらいの気持ちなのかも。MVPで一喜一憂しない大物です。(^^)
結論として、今年のMVPは、マリス選手のホームラン記録を抜いてヤンキースが優勝すれば、ジャッジ選手で決まりだと思います。ただ彼が記録を更新できず、大谷選手が15勝、40ホームランでも記録したら、メディアの見方が変わるかもしれません。
MVP論争は、もう暫く続きそうです。結果はいかに。

★今日のエンゼルス
ガーディアンズ戦は良い試合でした。トラウト選手が7試合連続ホームラン!これは凄い。そしてダフィー選手のエンゼルス移籍後初ホームラン。これもある意味、驚き!(打線の中の"ほぼアウト要員"と思っていたのに、ホームラン)負けたけれど、互角の勝負だったと思います。
明日もこの調子で頑張って欲しい。

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