読書術、読書論を紹介したエッセイ。 長年の読書経験から様々なノウハウやお気に入りの文章や本を取り上げ、本との向き合い方、読み方を指南する。
元新聞記者である著者は、日本~海外、現場からデスクまで幅広くジャーナリズムに携わる。その根底にあるのが読書。仕事の一部であり、趣味でもある。読書は隙間時間を活用し、ジャンルを問わず同時に数冊を幅広く読むこと。速読はTPOに応じて使い分ける。所有するのは究極の100冊の本。これだけあれば、適宜入れ替えしながら揃えるだけで、読書生活は十分満足できるはずと説く。
大変面白いエッセイで楽しめたけれど、著者の読書術は、真面目すぎて少々堅苦しい感じがある。読書自慢とも読める部分も多く、そこは速読で読み飛ばした。(著者しか判らないような難解な文章を読むのは時間のムダ)自分は年齢的には同世代だけれども、著者は一世代昔の教養主義的な古いタイプの読書家だ。タイトルと違って、自由を感じない読書術のように思った。
大変面白いエッセイで楽しめたけれど、著者の読書術は、真面目すぎて少々堅苦しい感じがある。読書自慢とも読める部分も多く、そこは速読で読み飛ばした。(著者しか判らないような難解な文章を読むのは時間のムダ)自分は年齢的には同世代だけれども、著者は一世代昔の教養主義的な古いタイプの読書家だ。タイトルと違って、自由を感じない読書術のように思った。