キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

読書の秋 古本市に行ってみました

2010年10月30日 | Book
週末の東京競馬も中止となり、ちょっと退屈していたので、近所の図書館でやっていた古本市に行ってみました。
会場は、図書館の150平米くらいの広さの会議室で、数千冊の古本がダンボール箱に入れて並べられていました。開場と同時に100人くらいの人達が雪崩れ込んで本を漁ります。参加者は、60代以上の高齢者と児童書目当ての子供を連れたお母さん、あとは冷やかしに立ち寄った中年のオジサンくらいでしょうか。当然、20代の若者の姿はほとんど見掛けません。中に入ると、変色した古本の独特の香りを嗅ぎながら面白そうな本を探します。文庫本、単行本、実用書、児童書、雑誌に分かれてはいますが、一体何がどこにあるのか全く判らないので、通勤で読めそうな文庫本で比較的新しいものを目標に探します。歴史関係の本が入った箱を眺めていたら、塩野七海の「ローマ人の物語」文庫版を6冊発見。これはシリーズで読みたいと思っていたので早速購入。その後も目を皿のようにして面白そうな本を探しますが、なかなか見つかりません。まあそれもそのはずで、本好きにとって、面白い本は自分の手元に置いておきたいものであって、面白くない本を売りに出すわけですから、このような古本市はある意味「ガラクタ本」ばかりになってしまうわけです。他人にとって価値の無い本を、宝探しをするような気持ちで探すのが、このようなイベントの楽しみ方です。とりあえず文庫本に掘り出し物が無かったので、諦めて単行本コーナーをウロウロしていたら、磯山雅の「マタイ受難曲」という本を見つけました。これはバッハの宗教曲の手引書として、以前から欲しかった本なのでとてもラッキーでした。この一冊を買えただけでも大満足で(しかも100円)、会場を後にしました。
会場の出口で見ていると、ダンボール箱に物凄い量の本を詰め込んで買う人もいて「読書熱」の凄さに圧倒されました。一度に百冊以上の本を購入して果たして本当に全部読めるのか、他人事ながら気になりました。ブックオフでも時々見掛けますが、もしかすると自分用ではなく、ネットでの転売目的で購入しているのかも。

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