キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

F-22 事故発生率

2009年04月02日 | Photo (&Aviation)
先日墜落したF-22戦闘機ですが、事故率が悪化しているそうです。
---------------------------------------------
F-22、事故発生率は中古のミグ戦闘機並に悪化
先月25日に発生した米空軍のF-22「ラプター」戦闘機の墜落事故を受けて、F-22の米空軍が定める100万ドル以上の損害発生時の「クラスA」の事故率は6/100,000飛行時間となり、インドで運用されている中古のミグ戦闘並となったことが明らかとなった。老朽化問題を受けて最近になり事故が急増しているF-15やF-16の場合でも事故発生率は3~4/100,000飛行時間に止まっており、6/100,000飛行時間という数字は機齢が短くまだ実戦を経験したことのない戦闘機としては異例の高水準となる。量産版のF-22の全損事故は飛行管制プログラムの問題により2004年12月にネバダ州のネリス空軍基地で離陸直後に墜落した機体に次いで今回が2度目。F-22は機体の安定を操縦士ではなくコンピューターで制御しており、飛行管制プログラムに問題が起きた場合は、姿勢の安定を保つことが困難になるという欠点をもっている。(中略)RQ-1などの無人偵察機の場合、「クラスA」の事故率は30/100,000飛行時間、RQ-2Aの場合は363/100,000飛行時間にも及んでおり、米軍の航空機の場合、機体の自動運用化が進んだ機体ほど、事故発生率が高くなっている。(テクノバーン)
---------------------------------------------------------------
機体の自動化が進んだ機体ほど、事故発生率が高くなっているそうです。そもそも事故を減らすために自動化しているはずですが、結果が逆になるというのはどう考えれば良いのでしょうか。事故率を減らすためには「自動化を止めればいい」と単純に考える人もいるかもしれませんが、これは飛行時間当たりの事故率で考えるからこんな結論になってしまうのだと思います。全く同じ条件で飛んだ場合なら、記事のような結論も考えられますが、中古のミグとF-22の飛行能力には大差がありますから、単純に比較はできないでしょう。また両者の単位時間当たりの運動量や飛行能力を勘案すると、F-22はミグよりも何倍も安全な飛行機だと思います。
まあ仮に事故率が同じだとしても、私は「中古のミグ」には乗りたくないです。



この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 入社式 荒波に船出 | トップ | イチロー選手の故障 »
最新の画像もっと見る

Photo (&Aviation)」カテゴリの最新記事