キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

インドネシア サッカー暴動

2022年10月05日 | Sports
★サッカー~インドネシアで暴動
先週末、インドネシアの地元のサッカーリーグで死亡事故が起きました。
-------------------------------------
サッカー場で暴動、125人死亡 敗戦怒った観客乱入、警察が催涙ガス インドネシア
インドネシア中部の東ジャワ州で1日、同国プロサッカーリーグの試合後にスタジアムで暴動が起きた。インドネシア国家警察は2日、125人が死亡、323人が負傷したと発表した。試合結果に腹を立てたサポーターが、グラウンドになだれ込んだことがきっかけだという。
-------------------------------------
応援しているチームが負けてファンがフィールドになだれ込み、それを抑えようとした警官が催涙ガスを発砲してパニックが起き、125人が亡くなったとの事です。
昔からサッカーの試合の暴動はよくあることで、イギリスのフーリガンが有名です。でも騒ぎが起きても、ここまで酷い状況というのは滅多にない。
原因は、このスタジアムで相手チームに20年以上負けていなかった地元チームが負けてしまったことにあるようです。つまり「勝って当然」の相手に負けたショックが「怒り」に変わったということ。ファンの心理は、事前の期待と結果の差が大きいほど感情に影響します。「負けた事がない弱い相手に負けた」とか「余裕で勝てる試合だったのに、最後に大逆転された」時のファンのショックは、どのスポーツも同じです。
野球と比較すると、サッカーのファンは「負けたショック」がチームや選手への「怒り」に変わりやすいのに対し、野球ファンの場合は「諦め」になる傾向があるようです。(野球は敗戦濃厚になると途中で帰る観客の姿をよく見ます)野球で死者が出る暴動が無いのは、そのようなファン心理の違いがあると思います。
またサッカーは、野球に比べて試合数が少なく1試合の重みが違うため、その試合に掛ける情熱が大きい。サッカーは試合が連続的で頻繁に攻守の交代があり、試合中はファンの興奮状態が続きますが、野球は攻守がキッチリ分けられており、ファンも「熱くなった頭を冷やす時間」があります。
今回の暴動は、試合結果とファン心理、それと警察の過剰な対応が影響したと思いますが、平和なスポーツ観戦を楽しみに行って、棺桶に入って帰ってきた人達の事を考えると気の毒としか言いようがない。二度とこんな事が起きないようにして欲しいものです。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 先週末のスポーツの話題~F1... | トップ | MLBエンゼルス 大谷選手、202... »
最新の画像もっと見る

Sports」カテゴリの最新記事