航空祭を見に行くにあたって、百里基地のホームページで情報収集したところ、今年は茨城空港の工事のため駐車場が無い可能性があるという記述があり、基地が用意したパーク&ライドを利用することにしました。パークアンドライドとは、自宅から自家用車で駐車場があるバス停まで行き、車を駐車させた後、バス等の公共交通機関を利用して目的地に向かうシステムのことです。
当日は、埼玉の我家を午前3時前に出発、常磐道岩間ICに午前5時に到着し、5時半にパーク&ライドの駐車場に到着しました。既に数百台の車が駐車しており、バス待ちの行列ができていました。基地行きのバスは往復1000円で、6時半頃に出発です。
最初は快調に走っていたバスでしたが、基地まで約半分くらいの距離まで来たあたりから、渋滞が酷くなってほとんど止まってしまい、北門からの基地内バス専用道に着いたのは、最初のプログラムが開始された午前9時でした。「駐車場が用意できない可能性がある」という記述と裏腹に、滑走路の北側や東側には広大な駐車場が用意されており、すでに数千台?の自家用車やバスが停車していました。結局、基地ホームページの注意に騙されたのは、パーク&ライド利用者だけだったようです。おそらく地元のバス会社を儲けさせる為の手段だったのかもしれません。それでもルートを確保して、自家用車の渋滞を避けるように優先道路でも設定されていれば文句も無いのでしょうが、そのあたりの配慮も無く、普通に渋滞に巻き込まれて身動きが取れなくなるという最悪の状態で、ストレスが溜まって朝からどっと疲れが出てしまいました。(中には途中で降りて歩き出す人もいました)結局、徒歩で基地に向かう人達を避けながらノロノロと走り、専用のバス停に着いたのは9時半です。
また帰りも、午後3時にプログラムが終ってパーク&ライドのバスが基地を出るのに2時間。見る予定が無かった地上展示機の帰投を4時半までバスの中から見たあと、駐車場には5時半に着きました。基地から出るのに2時間は掛り過ぎです。しかも何で止まっているのか、何も案内が無い。
この「パーク&ライド」とは一体何だったのか?
一緒に利用していた人達も、歩くよりも時間が掛かり、且つバス代まで払わなくてはいけないこのデメリットばかりのシステムに大変憤慨していました。そして基地のホームページの記述を信用してはいけないこともよく判りました。毎年多くの観客が来るのが判っているのですから、もっと地元の警察と連携して対応をお願いしたいです。
ちなみに、写真は展示飛行に出掛けるブルーインパルスです。タキシングで機内の隊員が手を振ると、観客も一斉に手を振ります。オートフォーカスのカメラで隊員を撮ると観客の手にピントが合ってしまいます。この写真は"運良く"隊員の手にピントが合いました。
追記:.パーク&ライドの駐車場を素通りして、基地に向かう自家用車の列を見て、同行の知人に「基地に向かおう」と提案したら、クソ真面目な知人は「基地に行ってもどうせ止められない」と拒否されました。バスの中から、基地内の広大な駐車場に止まっている沢山の車を見た時、知人の判断に少々イラっと来てしまいました。こういうイベントでは、臨機応変な対応も必要です。