チャンピオンズカップは、波乱の結果でした。
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12番人気のサンビスタがV/チャンピオンズC(日刊スポーツ)
<チャンピオンズC>◇6日=中京◇G1◇ダート1800メートル
◇3歳上◇出走16頭
M・デムーロ騎乗の12番人気サンビスタ(牝6、角居)が、史上初の牝馬優勝を達成した。直線で先に抜け出したコパノリッキー、ホッコータルマエを突き放すと、ノンコノユメ(牡3、加藤征)の追い上げをかわした。勝ちタイム1分50秒4。M・デムーロ騎手は「4コーナーで馬がいっぱいいたけど、すごくいい脚でした」とうれしそうに振り返った。2着に3番人気ノンコノユメ、3着に5番人気サウンドトゥルー(せん5、高木)。
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スタートから激しい先陣争い、目まぐるしく順位の入れ替えがあって、直線ではG1実績のある有力馬が早めに前に出たところを、サンビスタがまとめて抜き去るというレースでした。人気馬も強いレースをしたと思いますが、最後は脚が止まったような感じです。ダートG1はここ2年ほど似たような顔ぶれでしたが、一部を除いてそろそろ世代交代の時期に来ているのかもしれません。ということで、昨日の予想結果は、、
◎コパノリッキー(7着)
○ガンピット (16着)
▲ホッコータルマエ(5着)
△サウンドトゥルー(3着)
△クリノスターオー(15着)
これは惨敗の結果でした。コパノは序盤の先陣争いが効いたようです。ガンピットは日本の馬場が全く合わず仕舞い、ホッコーは良いレースでしたが最後の伸びが足らず。サウンドのこの順位は上出来で、来年が楽しみです。クリノスターオーは、やや暴走気味だったかも。迷って予想から外したノンコノユメは来年の主役になれそうです。
いつものように明日のチャンピオンズカップを適当に予想してみます。
*馬の所属
関東馬不振。関西馬だけで馬券をまとめてもいいくらい
×ノンコノユメ、サウンドトゥルー、コーリンベリー、グランドシチー、ロワジャルダン
*年齢
軸馬としての安定感なら5歳馬の人気サイドがベター。馬券の軸としては5歳馬が最適だろう。
○サウンドトゥルー、コパノリッキー、クリノスターオー、ガンピット
*馬体重
勝ち切るのは馬体重500kg以上の大型馬。小さい馬は2着まで
×ノンコノユメ、サウンドトゥルー、サンビスタ、ロワジャルダン*ローテーション
主流は3つの重賞からの臨戦。騎手の乗り替わりは割引材料
×サウンドトゥルー、サンビスタ(外)、ナムラビクター、ダノンリバティ(外)、グレープブランデー(外)、クリノスターオー(外)
*前走内容
前走1〜3番人気かつ連対が、ここで勝ち負けする条件。原則として前走で評価されていることも重要だ。(連対のみ評価)
○ノンコノユメ、サンビスタ、コパノリッキー、コーリンベリー、ガンピット
ざっと、傾向分析に従って整理してみたが、今年の関東馬はレベルが高いし、年齢も、ここ2年の好走組は歳を取って、前年と同様の走りは難しいかもしれない。騎手の乗り替わりは割引材料ということだが、今年は外国人騎手が多いわけだし、マイナスにするのはどうだろう。
と、いろいろ考えてみると、各馬の能力というよりレース展開が嵌った馬が勝つのかもしれない。とりあえず、上記評価と人気を加味して予想すると
◎コパノリッキー
〇ガンピット
▲ホッコータルマエ
△サウンドトゥルー
△クリノスターオー
となりました。人気の強力馬ノンコノユメを外すのは勇気が要るかも。
チャンピオンズカップの出走馬・枠順が決まりました。変わり映えのしないメンバーですが、今年の注目は4連勝中の3歳牡馬ノンコノユメ、香港馬ガンピットくらいでしょうか。ノンコはジャパンDDで交流G1を制覇していて、3歳ではNo.1の実力ですが、勝ち星はやや重馬場でのものが多く、良馬場の古馬との対決でどこまでやれるか気になるところです。順当であれば、例年のようにホッコータルマエ、コパノリッキーを中心としたレースになるのではないでしょうか。レース前日に、傾向を踏まえて予想してみたいと思います。
(1)1ノンコノユメ 56C・ルメール
(1)2サウンドトゥルー 57大 野
(2)3ワンダーアキュート 57和 田
(2)4サンビスタ 55M・デムーロ
(3)5ニホンピロアワーズ 57酒 井
(3)6ナムラビクター 57秋 山
(4)7コパノリッキー 57武 豊
(4)8ダノンリバティ 56A・アッゼニ
(5)9ローマンレジェンド 57岩 田
(5)10グレープブランデー 57R・ムーア
(6)11コーリンベリー 55松 山
(6)12クリノスターオー 57H・ボウマン
(7)13ホッコータルマエ 57 幸
(7)14ガンピット 57Z・パートン
(8)15グランドシチー 57津 村
(8)16ロワジャルダン 57浜 中
※10、12、14、15はブリンカー装着馬
今週は、チャンピオンズカップ(GI)です。2つしかないJRAダートG1ですが、気分的にはあまり盛り上がらないのは、ここ2年くらい、いつも同じような顔ぶれのせいかもしれません。
いつものようにYahoo!競馬から傾向分析。
*馬の所属
関東馬不振。関西馬だけで馬券をまとめてもいいくらい
*年齢
軸馬としての安定感なら5歳馬の人気サイドがベター。馬券の軸としては5歳馬が最適だろう。
*馬体重
勝ち切るのは馬体重500kg以上の大型馬。小さい馬は2着までパワーを要するダート戦では、一般に大型馬が有利。
馬券のアタマは500kg以上、相手には500kg未満という組み合わせがよさそうだ。
*ローテーション
主流は3つの重賞からの臨戦。騎手の乗り替わりは割引材料
*前走内容
前走1〜3番人気かつ連対が、ここで勝ち負けする条件
原則として前走で評価されていることも重要だ。
判りやすい傾向分析で、これなら簡単に絞れそうな気がするけれど、そう簡単にいかないのが競馬ですから。
楽観主義者ゲーテと悲観主義者カフカの言葉。
ゲーテ「希望は誰にでもある。何事においても絶望するよりは、希望を持つほうがいい。先のことなど誰にもわからないものだから」
カフカ「希望はたっぷりあります。無限に多くの希望があります。-ただぼくらのためにはないんです。」
人生の見方の違いを端的に表現した言葉ですが、競馬でもこの2人の言葉が当て嵌まります。
ゲーテ派「馬券が的中する可能性は誰にでもある。当たらないかもと思うより、絶対当たると思っていたほうがいい。先のことなど誰にもわからないものだから」
カフカ派「的中する可能性はあります。たくさん配当を頂く可能性もあります。-ただぼくのためにはないんです。」
レース前の的中への期待と、終わった後の脱力感。そんな気分を表わした言葉。競馬で負けた時、多くの人は、このレースは自分には縁が無かったと思って、また次のレースに期待します。その繰り返し。多くの競馬ファンは、ゲーテ派でしょう。
みんな楽観主義なので、大損しても辞められない。