Jun日記(さと さとみの世界)

趣味の日記&作品のブログ

美湾

2017-11-11 16:24:55 | 日記

 ステージの後、野外の広々とした場所でやり投げやブーメランを投げる実演を見ました。ヤリ投げの方は、投げる前に何処のどの場所へヤリを落とすという前置きがあり、ちゃんとその場所にヤリが刺さり、皆の歓声と尊敬を集めていました。200メートルはある飛距離でしたから、視力の良さやそれだけ投げられる腕力、肩の力が無いと出来無い事でした。並の人には出来ない事だと感心して眺めていました。

 次はブーメランです。まずお手本にアボリジニの人が投げて戻って来るブーメランを掴んで見せてくださるので、いかにも簡単そうに思えました。元々ブーメランというと戻って来る事は知っていましたから、そう難しくないと思い、皆順番に挑戦していきます。

 最初は確か新婚さんのご主人が、「若者から…」と言う声に押されて挑戦されたと思います。次が奥様の方で、何人か後で私も挑戦しました。ブーメランを手にえいっと力いっぱい投げると、頭がくらくらっと来てブーメランが何処へ飛んでいったのかさっぱり分からなくなりました。戻って来ると分かっている物だけに、飛行中の場所が分からないと、自分の所に戻って来た時に何処に当たるのかと不安でした。

  私はキャーと叫んでしゃがみ込ました。暫くブーメランの戻ってくる気配もないので、そ―ッと顔を上げてみると、目の前3メートルくらいの場所の地面に丁度落ちて来て、ペタンと着地しました。これでぶつかる心配の無くなった私はほっとして、私の両側にいたアボリジニの人と現地ガイドさんに、I´m sorryを言うと、何でも慣れない事はする物じゃないなと、苦笑いして皆の待つ場所迄戻って来ました。


美湾

2017-11-11 14:23:58 | 日記

 さて、キュランダの観光は、施設で覚えている事を書くと、昼食に手作りのウィンナーが出ていた事、機内食で出た同じ楕円形のパンが出ていた事、テレビを見ながら食事した事、食後トイレに行き、どう表現したらよいでしょうか、そのトイレは木造りでほぼ掘っ立て小屋のようなトイレであり、窓は開けっぱなしで閉まらず、覗かれ放題のような低い位置と大きさの窓であったという事です。

 食後見た先住民のショー は、劇場に行った時には女性の方もいたように思いますが、そのステージはすぐに終わり、私達が鑑賞したのは、次の出し物の男性達のダンスショーがメインでした。一しきりのダンスの後、誰か1人よろよろと青ざめてステージに出てくると、伏せて亡くなったような感じになりました。ステージの皆が鎮魂の風情になりました。

 続けて見ていると、横たわり亡くなった方の体の部分部分を形見として生者がいただく、引き継ぐというような伝統的な儀式が始まった様でした(個人的な見解で、事実は如何なのか全く不明です)。

 この○○出来た手は誰が、この△△できた足は誰が、という様にステージに横たわった人の各々の部分を指し示して、観客の私達に誰か欲しい人はと問いかけて、観客に誰か手を上げる人がいると、ステージのアボリジニの人々が、その部分を手にすくい上げ、ほいっと放り投げる身振りをする、観客はそれを受け取る仕草をする、という風に儀式は続いて行きました。

 私は足の場面で誰も手を挙げる人がいなかったので、ステージからの何回目かの問いかけに、恥ずかしげもなく「はい」っと手を上げて足を頂いて来ました。どのような長所のあった足なのか、言葉がさっぱり理解できなかった私には全然分かりませんでしたが、足腰丈夫に過ごせるとよいなぁと思いました。現地の人達皆足が丈夫そうでしたからね。

 (レインフォレステーションのパンフレット裏:右と、ステージショーのPAMAGIRRIのパンフレット。幸いな事に?、私は蛇を見ませんでした。(^-^;)