Jun日記(さと さとみの世界)

趣味の日記&作品のブログ

美湾

2017-11-26 16:35:44 | 日記

  ホテルの前まで来て、中から出て来たフルムーンのご夫婦に出会い、ピザを勧めて、3人でホテル入りロを入り、ロビーの椅子で皆で寛ぎながらピザを食べ雑談したのは先に書いた通りです。そしてこの後の予定に合わせて、私は午後2時30分過ぎには2人と分かれ、自室に戻り次の準備を始めたと思います。

 予定通りにマウントオルガ観光に出かけました。検索すると、マウントオルガ、「カタ・ジュタ」という呼び名もあり、こちらも現在は先住民の方の言葉になっているようです。

 私は意気揚々と深緑のネットを被って、その上から帽子を被り、岩々の観光路に入って行きました。入口から見ると、道は遥かに続き散策路は長そうでした。疲れそうだなと感じました。行くのは止めてバスの中で休憩していても良いですよと言われました。私は如何しようかしらとちらりと考えてみましたが、折角この地のここ迄来たのですから、実際に歩いて観察して来ようと決意しました。旅行も4日目ですから、確かに疲れてはいたんです。軽く行って来ようではなく、本当に一寸した決意でした。それほどに見た目も実際も足場の良いとは言えない道であり、距離のようでした。散策路に踏み出した私の足は、確かに疲労感を覚えていました。 

 (カタ・ジュタを背景に写真を撮っていただきました。多分ガイドさんにですね。スーパーマーケットで買ったネットを早速被っています。防虫ネットが物珍しかったので被って撮りました。

 この岩群やこの地にある風の谷が「風の谷のナウシカ」の構想になった話は有名ですね。岩の形や雰囲気を見ているとなるほどと連想されます。この話の説明を受けなくても、私にも自然、このアニメが連想されました。

  この時来ていた服の色は、偶然なんですがアボリジニの方の肌の色と似ています。意図的では無くて、この服はもう何年目かの着慣れた物でした。私はこの服の色が先住民の方と同じ色なのをこに来て初めて知りました。お店で買ったのも、オーストラリア旅行にこの服を持ってきたのも本当に偶然です。私自身吃驚しました。オーストラリアと何か縁でもあるのでしょうか。意外な事でした。)


美湾

2017-11-26 16:07:18 | 日記

 出来上がったピザを受け取ると、私は支払いを済ませて帰ります。勿論、アイスレモンティーのお代もきちんと支払いました。自分の飲んだ分なので当たり前ですね。

 そして帰り道で、同じツアーの人々にぽろぽろと遭遇しました。新婚さんや、ガイドさんや、ご家族連れの3人や、フルムーンのご夫婦、中年の一人旅の男性にも出会ったかもしれません。皆にハエ除けの話や、売り場のどの辺りか等を話し、中にはネットの実物を見せたり、ピザを勧めてみたり、そしてピザを希望の方にはその都度箱を開けて分けながらホテルまで帰りました。ピザにはきちんと切れ目が入っていて取り分け安くなっていました。出来立ての熱々です。

 中でもガイドさんに出会った時には、スーパーマーケットの出来事以来初の顔合わせとなりましたから、私は思わずまじまじと彼女の顔を見詰めてしまいました。

「ハエ除けって、虫よけネットの事だったんですね。」

「私てっきり虫よけスプレーかクリームのような物だと思っていました。」

と言ってみました。彼女は微笑んで手を組み肯定も否定もしませんでした。その笑顔を見詰めながら、私はマーケットで彼らに言われた言葉、僕達のガイドさんはちゃんと説明してくれましたよ、の言葉を思い出していました。私は彼女にとてもそんな事を言われたとは言えなくて、これくらいの物言いで終えてしまいました。そして、彼等に捨て台詞のように言われた言葉「そんな旅行会社やめたら。」という、もう1つの言葉(この旅行記でも今まで伏せておきました。)も黙っていました。『次の旅行は如何しようかしら…。』そんなことを考えながら彼女と道で別れました。


美湾

2017-11-26 11:33:17 | 日記

 私はこのレストランで、勧められるままに(多分、お飲み物もいかがですかというような店員さんの言葉があったようです。)ドリンクを頼むことにしました。喉が渇いていたことに気付いたからでした。また、ピザは今から作るそうで時間がかかるという事でした。それを待つ暇つぶしの上でもお茶はよい選択でした。

 メニューを眺めてみます。アイスティ、レモンティを頼むことにしました。ピザの方はテイクアウトをお願いしました。私がテイクアウトというと、

「take  away.…? 」

と聞かれます。テイクアウト!とテイクアウェイ?を、3回程繰り返して、ここでは外国人の私が、現地の人の言葉に逆らう言われも無いなぁと漸く気付来ました。私はYESと答えるのでした。

 『そうか、英語ではtake awayというのだな。』と気付いたのです。テイクアウトは和製英語なんですね。ここで私はこの事を1つ覚えました。オーストラリア旅行は英語に関しては実り多き旅行でした。日本語と英語の違いを多く感じ取らせていただけた旅でしたからね。とても嬉しくて、英語への親しみが湧きました。私にとって苦手だった英語を身近に感じ、好意的な興味が湧きました。私は帰国してから図書館でオーストラリア関係の本を何冊か借りて来て読みました。また、資料なども取り寄せて読んでみました。

 注文を済ませてピザが出来上がるまで、示されたテーブル席の方で待つことになりました。お茶もテーブルまで運んでもらえました。こちらはウエィターさんが笑顔で運んで来ました。彼は何となく意味ありげな笑顔でお茶のグラスをテーブルに置いて行きました。私は怪訝に思いましたが、兎に角アイスレモンティーを頂こうとしてストローでグラスの中身をかき混ぜようとしました。そして気付きました。グラスの琥珀色のお茶の中に、櫛型のレモンがどっさり入っていました。日本では普通、グラスの上に薄い輪切りのレモンが1切れ乗るだけです。それが、櫛型です。ざく切りです。縦に4つ切りか8つ切りにしたレモンが1つのグラスにどっさりと4、5個入っていました。

 『暑い所だからレモンがよく穫れるのね。』それでこの大盤振る舞いなのだ、と私は勝手に解釈して感動してしまいました。そしてそれから、ツンツンとストローでレモンの果汁を紅茶の中に押し出すと、よく冷えたレモンアイスティーの味を堪能してひと休みしたのでした。