ケアンズに着いて2日目、旅に出てから3日目です。3月7日(日)の日程は、
「終日グリーン島1日クルーズにご案内します。グラスボトムボートなどで珊瑚の海を観察したり、シュノーケリングに挑戦するなど美しいリーフを満喫してください。」
とあります。
ホテルでの朝食後、皆身支度を整えて、必要な手荷物(水着やタオル、財布など)を持ち、1階のエレベーター前に集まると船着き場に向かいました。巡回バスでホテルからの行き返りの往復をしました。各ホテルを回ってお客を集め、送迎していたようです。バス代がかかったと思います。
夏のレジャーという感じなので、皆一様に身軽な服装でした。Tシャツに短パンといった感じです。私もTシャツの下に水着を着こんで、ナイロン袋にバスタオルやその他荷物を詰め込んで、泳ぎがメインという出で立ちでした。
私にはこの日の服装が分かります。船に向かう桟橋では、観光客が足を止められてツーショットの写真を必ずのように撮られます。それを現像して帰りの船の中で売りに来てくれます。女性は若い男の子、男性は若い女の子とペアの写真です。高校生くらいの子達のようでした。彼等が撮影も売り子も勤めていました。アルバイトなのでしょう、良い稼ぎになるのでしょうね。写真のお値段は忘れました。
(観光写真の表紙です。開くと中に現地の可愛い男の子とツーショットという写真です。私はとても家の子に見せられなくて、相当長い間内緒にして隠して置きました。写真の私はピンクのTシャツに緑の格子のバミューダを穿いています。相手の男の子とは、写真を売りにきてくれた時に少し話しました。How much?とか、What are you name?などです。それで私は彼の名前がゲス君だと知っています。私が彼の名前を聞いた後微笑んで黙っていたので、彼に自分の名前を発音してみてと言われました。が、…とても言えません。私の地方ではbuttockの事を指す方言だったからです。
彼は私が英語の発音を言い難くて黙っているのだと思ったらしく、さぁさぁというように何回か発声を促してくれました。最後は勇気を出してというようにガッツの素振りで促してくれました。それで渋々、赤面して小さな声でゲス君と言った物です。本当に赤面でした。奇麗な目をした男の子でした。外国の人の瞳が美しいと思ったのはこの時が初めての事でした。)