神が宿るところ

古社寺、磐座、不思議・パワースポット、古代史など極私的な興味の対象を見に行く

佐志能神社(茨城県石岡市柿岡)

2018-10-20 23:21:58 | 神社
佐志能神社(さしのじんじゃ)。同名の神社と区別して、通称:柿岡佐志能神社。
場所:茨城県石岡市柿岡4120。「石岡市役所八郷総合支所」付近から茨城県道42号線(笠間つくば線)を北東へ、約850mのところ(「丸山古墳」の案内板がある。)で左折(北西へ)、約400m。駐車場は、隣接する「丸山古墳」入口付近の駐車場を利用。なお、県道から入る道路は狭いので注意。
当神社の創建時期は不明。一説に、崇峻天皇元年(587年)、神告によって創建されたという。近世には「白鳥明神」、「高友明神」(「高友」は当地の地名)とも呼ばれていたというが、西側に隣接する「丸山古墳」(墳長約55mの前方後方墳)が第10代崇神天皇の第一皇子「豊城入彦命」の墳墓であると伝承され、当神社はその慰霊のために創建されたともいう。ということで、現在の祭神は「豊城入彦命」で、その所縁から常陸国式内社「佐志能神社」の論社の1つとなっている。ただし、当地も古代には「茨城郡」内であり、「延喜式神名帳」の「新治郡」鎮座というのに合わないため、論社として有力ではない。なお、「丸山古墳」については次項で。


写真1:「佐志能神社」一の鳥居。右に小さな社号標がある。


写真2:参道の石段の途中にある二の鳥居


写真3:境内入口。大きな石碑は「聖徳太子尊」


写真4:社殿
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