眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

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2018-11-21 02:53:10 | 短歌/折句/あいうえお作文
8時間並んだ
行列は少しも進んでいない
たどり着く可能性は少ない
初めてそんなことを聞かされた
何それ 何ももらえないの?

「普通に行ったらね」

暇なの? 
いいえ 好きなの
みんな大好きなの それだけでね

それはキャンセル待ちの列だった
描いていたゴールが突然消えた
「帰るの」
ここにいる自分だけが大きな愛を持っていない
もう待つことも進むこともない

一歩踏み出して抜けた
愛あふれる人の列が
遙か後方まで続くのが見える





頭から
見渡せばフィク
ションらしい
邪馬台国に
噛みつく市民

「あみじゃが」
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