眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

置き手紙(死と孤独)

2020-08-05 16:38:00 | ナノノベル
「長く『死』は恐れられ、忌み嫌われてきた。そうでなければ生きられない。それは必要なことだろう。(一般的に当然のことだ)だが、私たちは学問に携わる者。死とも向き合い、見つめる者だ。『孤独』も然り。恐れる先へ進まねばならない。君はどうだ? 果たして覚悟はあるのかね?」

「答えが出ました」
 教授?
 顔を上げた時、既に教授の姿はなかった。
 夢か……。結論は夢の中で導かれたものだった。
 テーブルの上に置き手紙……

「答えは急ぐな」とあった。
(決心がついたら、私を追ってきなさい)


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