眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

パス&ゴール

2019-08-24 21:19:00 | 【創作note】
 どれだけの人が確信を持って書いているのだろう。
 確信を持って日々を生きられる人がいるのだろうか。



前方に開いたスペースに向けて
僕はドリブルでボールを運んでいく
マークにつかれているけれど
右にも左にも大きなスペースがあって
先にはフリーで待っている味方の姿が見える
その時の僕の前進はとても楽だ
「行けるところまで行こう」
ドリブルしながらゴールも味方も
どちらもはっきりと見えている
その気になればいつでもシュートを狙える
同様にいつでもパスを送ることもできる
目的までの道筋が明確に見えていて
いざという時にはボールを預ける先もあり
チャンスをつなげる選択も残っている
そういう時のドリブラーはとても強い
最良の攻撃を自分でコントロールできる

ドリブラーは作者で
ボールは言葉だ
だけど僕はそのような強さをあまり持てたことがない
スペースは塞がっていて味方の存在は確認できない
スペースが広がっている時にはゴールが見えない
だいたいの場合
僕はどちらに向かっていいかわからない
敵ともわからずパスをしてしまう

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 夏のフルーツポンチ | トップ | 数字を扱う偉い人たち »

コメントを投稿