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手のひらでペンを回すように
楽に扱えたらいいのに
ここにある
僕の体は常に強ばっている
楽に思える場面は少しもない
持っているだけで疲れるし
キープし続けるのは大変だ
「失いたくない!」
という一心で
ドリブルをしている
2人、3人に囲まれた時の僕は
ほとんどパニックの中にいる
「おーい! ……」
向こうの方で誰かが何かを言っている
仲間か? 敵か?
わからない
人の声を聞き分ける余裕なんてない
敵を欺きたくて僕は強気を装う
「失いたくない!」
僕のドリブルは正確にボールに伝わらない
(もっと楽にいきたいな!)
気づいた時には
ボールもみんなの信頼も
失っている
「ああ、疲れたな」
それにしても驚くほどの時間が経っている
もう冬になったの
・
何か描きたい気がしたのだが
何も描けなくて どんどん形が壊れ
色が重なって みんなくっついて
ただ 変な色の壁ができる
結局 何も描かなかったみたいになっている
空しい時間の使い方
なぜ こんなに
キャンバスは小さい
・
「あれだけ弾けたら楽しいだろうね」
彼女がそこに到達するまでには苦しい助走もあったのだろう。ほとんどの人は、楽しくなる前にやめてしまう。そんなことをしなくても、他に楽しいことはいくらでもある。(何を好んでそんなに苦労するのか)
だが、そうして得られる楽しさは、その辺に転がっていて容易に手に入るものとは、どこか違うのかもしれない。
・
不意に訪れるUMAが、自信、興味、関心、諸々のモチーフを奪い去って行く。もう何もない。(最初から何もなかったようにさえ思えてくる)何も閃かない。閃かないからつまらない。だけど、ここにいよう。ここに留まって、何かを待つとしよう。今できることは、ただ眠ることだけだ。
・
「いつか見返してやるからな」
書き置いた断片との再会
自身との約束を果たす時
これは?
仮名なの ローマ字なの
今となっては……
ワードは当時の自分が抱えていた問題/恋情に紐づけられていた
(君と僕とのワンタイムパスワード)
約束には期限があったのだ
・
ずっと悩みながら、考えながら、生きていくのだろう。
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