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THE GETAWAY

2023-09-22 16:14:29 | 将棋



 
夏の名残りなのかハイビスカスが最後の花を咲かせてます。
 
 
 
 
 
1998-03-30 王位戦 木村一基VS.村山聖 其の八
 
 
 
 
 
 
どうする怪童丸でしたが、ここで屋根裏へ行き水匠師範(AI)に訊ねてみた。
 
図のように取るのが最善手と表示しましたが、次善手の△8八歩成からの攻めも有力で、
 
評価値は、僅かな差でした。
 
 
 
 
114手目8八歩成までの図。
 
 
村山八段は、金で香車を取り同飛車に、もう一枚の金を押し上げ王様を守りました。
 
木村四段は、ここから攻めても手が続かないので、一旦飛車を1四のスペースに退避させます。
 
再び手番を得た村山八段は、いよいよ松本伊代で反撃を開始します。
 
 
 
 
 
 
木村玉は、上の図で赤いルート沿いに逃げて安全地帯へ行きたい。
 
なので、6七の位置に居る桂馬は、その脱出路を止めている意味もあり、
 
金を取る手との両睨みになっている。
 
木村玉を端に追い詰めやすい△8八歩成から寄せに入りました。
 
 
 
 
122手目7一飛までの図。
 
 
そこから数手進み、いよいよ最終盤戦に局面は突入して来ました。
 
村山八段は飛車で、木村四段の遊んでいる銀を取りました。
 
なじょして???
 
木村四段が、この飛車を馬で取ったらどうなるのでしょう!
 
 
 
 
はい。
 
上の図が示すように、金から打って木村玉は詰んでしまいます。
 
 
 
 
 
こんな感じです。
 
一見絶望的な局面で、実際に絶望なのですが、木村四段はあきらめません。
 
角と桂馬が前に進めない駒なので、それを巧みに利用して王様の脱出を計ります。
 
木村四段の渾身の根性の受けの手は?
 
 
つづく。
 
ゲッタウェイ
 
 
 
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