お値打ちなリンゴを300円で買って食べたら、絶品だったので今日も買いに行きました。
孫たちが遊びに来るので、大助かりです。
1998-03-30 王位戦 木村一基VS.村山聖 其の十
長々と書いてました村山聖先生の最後の一局も最終回となりました。
リクエストが、将棋は指しませんがとあったので、できるだけ図面を多くして雰囲気だけでもと思い駄文を並べましたが、どうだったのでしょうか。
昨日は、木村四段が香車を放ち、最後の頑張りを見せたところまででした。
ここで、村山八段は決め手を放ちます。
130手目9七角成までの図。
その一手はナ・ナント!
△9七角成と7五に居た角を端に只の場所に捨てました。
からくりは・・・・・・・・・。
木村四段は、角の頭や桂馬の頭が前に進めない事を利用して脱失を計っています。
なので、この角が何処かへ行ってもらって空いたスペースに前進できる駒を配置すれば、
木村玉は捕まえ易くなります。
とは言え、もしも読み抜けがあれば、角という大駒を渡してしまうので正確な読みが必要です。
132手目7五銀打までの図。
角が居た場所に△7五銀と打ち以下即詰めになりました。
詰まし方は何通りかあるみたいです。
11手なので、興味ある方は解いてみてください。
136手目8七銀までのず。
村山八段の△8七銀を見て、木村四段は投了されました。
角交換腰掛銀のオープニングから、先手の木村四段の巧妙な指し廻しでリードしましたが、僅かな疑問手を咎め村山八段が反撃してからは、緩むことなく木村四段が繰り出す受けの巧妙なてをかわし、
最後は、終盤は村山に聞けとの評判とおり、角捨てからの収拾が見事な名局でした。
完