2月7日(日)
横須賀市自然・人文博物館のイベント
博物館講演「よこすか歴史物語3」―三浦一族―を聞きに行って来ました。
2部に分かれており①は考古学から見た三浦一族
講師は好古会でお世話になっている稲村 繁学芸員です。
定員は先着100名、ほぼ満席です。
鎌倉幕府創設期の源氏に従い栄えた三浦一族の鎌倉以前の遺跡から関わる遺物は
発見されてはいないが、領地として与えられて武士が治めていたのだから、
当時三浦半島にはそれなりの人が暮らしていた事は想像できるし、
神奈川県(武蔵野国)には一族に関係する地名が多く残lっていたり
古代の遺跡からは'かなくそ'(製錬の際に溶融した金属から分離して浮かぶかす)と呼ばれる
鉱滓が出土したり、当時の製鉄法の'たたら'に関係すると思われる'たたら浜'と云う地名も残って
おり砂鉄を多く含む黒い砂で、それなりの技術と人口がいたと思われます、
ちなみに多々良浜は初代ゴジラ上陸した海岸として知られています。
記録に残る日本史上最初の地震は日本書紀の記述で416(允恭5)年の
允恭地震(遠飛鳥宮(大和国/現・奈良県明日香村)で地震だそうですが、
430年頃に三陸から房総にかけてM 9級の2011年の東北地方太平洋沖地震と同程度の規模の津波
があった事が三浦半島の貝塚の地層でも確認されているそうです。
好古会での講演同様解り易く面白い内容で楽しい70分でした。
②は京都と会津で躍動する三浦(佐原)一族安池尋幸学芸員ですが、
時間の関係で早退しました。
帰宅途中、久し振りに食べた鯛幸のたいやきです。
そろそろなのでは?
天災はいつ来るか分からないから
怖いですネ