ドガティ君が気になって仕方がないものがある。
それは先ほど届いたばかりの段ボール箱。
「これって、ボクのおもちゃが入っているのでしょうか💛」
そんなことはそう度々あるものではないですよ。
あなたには関係のないものです。
全部コンチャ・イ・トロのワイン。
ロゼ。ロゼって、私は高いものを買う気になれない。
このワイナリーの豊富な品揃えの中の最廉価盤であるフロンテラのロゼだ。
カルメネール。
このカルメネールが本日の話題である。
カルメネールはもともとボルドーのブドウ種のひとつだが、今ではフランスではほとんど作られておらず、なぜかチリ産が多い。
とてもおいしいのだが、前回パプリカ・パウダーを効かせた料理を食べる時に飲んだら、このワインのおいしさが消えてしまった。
今回は塩とハーブだけで焼くラム肉とともにこのワインを飲む。
こちらはシラー(シラーズ)。
しっかりした肉料理の時に飲みたいワイン。
万能白ワインのシャルドネ。
とりあえずここに仕舞って、サクサク飲みましょうね。
広島じゃけん、カルビーの製品。
最近はやりの瀬戸内海のワインをきかせたイカ天をえびせんに混ぜたもの。
これが、結構おいしいのです。
スズキヤさんのアイスランド産ラム厚切りを解凍する。
米国ロッジ社の鋳鉄製スクエア・スキレットを出して来る。
肉を単純に焼くには最適なツールだ。
カルメネールを開栓した。やはりおいしい。
モルドンの燻製塩を使いましょう。
スキレットを加熱し始める。
アイスランド産ラムを用意。
大陸から1,000年ほど前に持ち込まれてから他種と交配されておらず、寒冷なアイスランドの草やコケばかりを食べて育つらしい羊。
まだ食べていない人はぜひこれを一度食べてみてください。
こちらが燻製塩。
「おとーさん、今度は何を?」
ラムと塩ですよ。
あなたには関係ありません。
鋳鉄製のものって薪ストーブと同じで、一旦熱をもつとその熱がずっと持続する。
だから熱々まで加熱すると、肉切れを焼くだけなら、焼き始めと同時に火を消してしまって構わない。
ジュワッ!
「油が飛ぶ、油が飛ぶ、ボクは油が好き」
まずは最初に片面を焼き(スグ焼ける)、焼けたところでひっくり返し、燻製塩とローズマリーを載せる。
蓋して待つ。火を消しているから静かなものだ。
でも勝手に焼ける。鋳鉄ってすごいね。
ドガティ君も静かに待つ。何を待ってる?(何ももらえないのに(笑))
カルメネールを飲む。
待つこと2分くらいかな。
出来た。
まあ、これね。めちゃくちゃおいしいよ。
ラムってたいていおいしいけど、このスズキヤさんのアイスランド産ラムの厚切りはすごい。燻製塩とローズマリーだけだから、誰でも出来る。
そして、まだある。
同じように焼くのだ。
カルメネールを飲みながら、焼けるのを待つ。
また焼けた。
おいしいなぁ。たまらんなぁ。
カルメネールと一緒に楽しめる肉。
それもこんな簡単に。
「ボクもそれを楽しみたいでちゅ!」
残念でちゅね。
これはあなたには無理でちゅよ。
さて、最後のお肉に移りましょう。
味変ってやつだ。
サテトムだけで食べましょう。
ベトナムの調味料だ。
辣油、魚醤、XO醤をブレンドしたようなものだ。
でもそんなに塩辛いわけではない。安心してドバッと使えるよ。
で、また焼く。鋳鉄製スキレットを温めてから、肉を置く。
そこで火は消そう。十分にスキレットが熱いから。
ひっくり返す。
しばらくすると焼きあがる。
そこにサテトムをドサッと載せる。
あぁ~~~、おいしい。
かみかみ・ごっくん。
もっと食べたいなぁ。でももう終わってしまった。
カルメネールと塩とハーブで焼いたラム。試してみてくださいね。
ごちそうさまでした。
「ボクにはなにもないんかい!」
そのようですねえ。
あきらめてね。
油が飛んだな。
コンロとスキレットをキレイにしないといかん。。。