「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

八ケ岳西麓原村(7) 自然文化園がお休みなので、まるやち湖から入って森の中を歩き教会へ

2022-05-05 05:38:06 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
いきなりですが、本日の音楽はミレイユ・マチュー♪

Un jour tu reviendras (Audio)

邦題は「あなたが還る日」だったかな。

 

映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネの名曲だ。

我々夫婦とドガティ君はクルマでお出かけ。


自然文化園へ。

中を散歩するつもりなのだ。

しかし・・・休園日だった



そんな場合でも、原村通い歴23年の私は、応用力を身に付けている。

自然文化園よりももっと大きな森が、原村にはいくらでもある。

すぐ近くのまるやち湖の駐車場に行こう。



人もいないし、静かなもんだ。


でも同じようなことを考えている人が何人かいるみたいね。

クルマが何台か停まっている。

まるやち湖の脇から森に入って行きましょう。



「おかーさん、楽しみですねえ」と妻に話しかけているドガティ君。


シラカバのヤドリギ。


ヤドリギ、お好きですか?

あとで、いっぱい見られますよ。

森に入って行きましょう。


このあたりは小川だらけ。


最近では川岸と言えばコンクリートで固められたものばかりだが、原村の森の中は自然に生まれてそのままの小川がいっぱいだ。

どんどん歩きましょう。


丹念にあちこちの匂いを嗅ぐドガティ君。


「えへへへ」


「次はどっちに行くのですか?」とドガティ君が尋ねる。

左ですよ。八ケ岳農場直売所と書いてある方向へ。


また小川だ。「わーーーい💛」


「ここは面白いですねえ」


「ね、おかーさん?」


「ペロッ」


上機嫌のドガティ君が小川の周りを走る。


「どんどん走るぞーー」と先を行くドガティ君。


まあこんな道ですからねえ。


歩きやすく明るい森なのです。

みなさん、原村にお越しください(って、私のもんじゃないけど)。

炭焼き小屋に到達。


ここは、炭焼きの学習をする場所ですよ。


小川に下りてみた。


一緒に小川を覗いてみた。


一歩、踏み出してみた。


顔を浸けてみた。


意外に簡単。


手を出してみた。


石ころがあった。

その石ころを咥えてみた。


ここで今は行き止まりだ。


ちょっと戻ろう。


「おかーさん、ここは楽しいですね」とドガティ君が言う。



ここから別の道を通って、まるやち湖へ戻りましょう。


シラカバの玉切りがたくさん置いてある。


シラカバは弱い木だ。

根本近くにテッポウムシその他が入り込み、木の内側をボロボロにしてしまい、いきなり倒れたりする。


あちこちに穴が開いているでしょう?

ボロボロで穴だらけな倒木。


このあたりのシラカバは、ヤドリギだらけ。


面白いねぇ。

ヤドリギの生態って私はよく知らないけれど、とにかくこのまるやち湖の近くのシラカバにはヤドリギが多い。

ドガティ君は川遊びが好きになったらしい。


今は亡きC.W.ニコルさんの本を私はほぼすべて読んだと思うが、その中に、シラカバについての記述があった。

シラカバはで皆伐が行われた陽当たりのよい寒冷な土地に真っ先に生える木で、そこで葉を茂らせて落とし、その裸の土地を肥えさせるが、そこに後から他の木がやって来て生い茂りその土地の陽当たりが悪くなる頃には、シラカバが退いてしまうらしい。


これも根本がやられているね。


薪にするにしても結構スカスカな木で、あまり良い材料ではない。

このあたりでは冬季は土の中の水分が凍り、樹々は水が吸えなくなる。だから樹々はバリバリに一旦乾燥する。そして春になると今度は樹々が一気に水を吸うが、するとシラカバはグニャグニャに柔らかくなる。

八ヶ岳山麓ではゴールデンウィーク頃でも雪が降ることがあるが、そうした雪はベトベトで重い。水をいきなり吸ってグニャグニャになったシラカバにベトベトの重い雪が多くかぶさると、シラカバは見事に曲がる。意外なほど曲がる。あるいは折れる。曲がるとあまりもとに戻らない。

ということで、シラカバは皆伐の土地に他の植物をもたらす先兵として重要な役割を担ってはいるが、少々厄介な木でもある。

またお見せしましょうね、ヤドリギを。


ヤドリギを見飽きましたか?(笑)

ここも根っこがやられてるね。


小川が好きなドガティ君。


散歩がなかなか進まないね。

ヤドリギだらけのシラカバ林であぁ~る。


シラカバのさんぽ道とな?


ちょっと行くと、ここでもシラカバが倒れ、さんぽ道を塞いでいる。


これも根本がやられているね。


こちらは立ち枯れのシラカバの高木。


この話の途中からシラカバの説明会みたいになって来たね。

シラカバを見つめて四半世紀の私(笑)。

おぉ、やっと大きな通りに出て来たよ。


前方左手がまるやち湖だ(↓)。


ここでも小川が流れている。


しかし小川の上流に小川はなく、まるやち湖の堤があるだけ。


そう、これはまるやち湖から流れ出す水なのだ。

もともとは自然に流れていたのだろうね。まるやち湖は農業用ため池として造られたようだ。



赤い破線で囲まれたところから、水が流れ出して行く仕組みだ。

すぐ近くに教会があることをご存じの方は多いはず。


また森の中を行く。


ここにも小川があって、橋を渡る。


やがて開けたところにたどり着く。


これが教会だ。


面白いねぇ。

二階の窓の形が、いいね。


むむ。。。北欧?


どうもそのようです。

「ノルウェー・ルーテル派・・・」と書いてある。


平和な雰囲気。


井戸があるね。屋根が可愛らしい。


さらに奥へ行ってみた。


小さな流れがいっぱいだ。


教会を見たからか、ドガティ君は思索に耽るような顔つき。


さあ、帰りましょう。


楽しい森の散歩だった。

お昼ご飯は長野県Aコープの餃子。


おいしそうだね。

【つづく】
コメント (19)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする