原村の山荘に通い始めて四半世紀近く経つが、夜の原村を楽しむのはこれで二度目だ。
昔、原村には八ヶ岳紅茶倶楽部DADAという紅茶専門店があって、私はそこに入り浸っていた。店主は紅茶の専門家であるとともにかなりの料理人でもあって、そのお料理が出て来る夜の食事会でお店に伺ったのがもう20年ほど前のことだ。おおいに飲んで食べた。帰りはそこのメンバーの一人で酒を飲まない人のクルマに乗せてもらって帰った。
そして今回が二度目の夜の原村への外出。久しぶりだね。
本日は夜のムードでビル・エヴァンス♪
Jazz Piano - Bill Evans - Portrait In Jazz Complete [ Full Album ]
夕方の5:30PM。山荘の周囲には靄がかかっていた。
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私は徒歩で坂を下る。
クルマで行ったらそのクルマでは山荘に戻れない。飲みに行くわけだからね。
帰りは、山荘まで送り届けてくれる人がいるお店へ徒歩で行こう。
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坂道がしっとり濡れていて、気持ちがいい。
低温で湿度が多少あるってのは快適なことだ。
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森に靄がかかって、空気が湿ってるこの感じ。
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森全体が幻想的だ。
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モミの木。形がいいね。
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このあたりはモミの木だらけだ。
この別荘地内のゴミステーション。私もここを使っている。
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ありゃなんだ?
下はガスコンロ、上は便座、それにスコップと空気入れですって。
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燃やすごみに入れることが出来ないもの、資源ごみにもならないもので、大きなものは粗大ゴミであり、それはここに捨てる場所はない。
有料で、管理事務所に出すべきものだ。
そんなことわかっているでしょうに。然るに、面倒なのかおカネを払いたくないのか、それをこっそりゴミステーションに捨てる人があとを絶たない。
馬鹿げている。これが続くと、別荘地の管理料が引き上げられちゃうよ。
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まったくもう。。。
「旅の恥は搔き捨て」ならぬ、別荘地の恥は搔き捨てと言うか、別荘地のゴミは吐き捨て。品格が疑われる行為だ。
近道を行こう。
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ちょっと裏道へ。
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でも別荘地内の幹線道路に戻る。
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また脇道へ入る。
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また幹線道路に戻る。
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なんてことをして、散歩を楽しみながら、徐々に下がって行く。
我が山荘は下の画像の水色の地区。
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三井不動産のしゃくなげの丘だ。
こちらが三井の森の八ヶ岳管理センター。
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ここまでで(途中寄り道しなければ)山荘から2.5kmほどの距離がある。
夕焼け空がちょっと赤いね。
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ここで別荘地から鉢巻道路(県道)に出る。
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ここまでで山荘から2.7kmだ。下りだから楽々。
途中はいろんなコースがあるんだが、一番わかりやすいコースを歩いている。
そして鉢巻道路を500~600m行きましょう。
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アルピコの別荘地をみながらね。
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このあたりは永住者も多いところ。
今回の滞在中は桜がどこでも満開だった。
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やがてJ氏邸に到着した。
以前にもこのブログに登場した原村在住(移住組)の I 財閥の I 氏と同一人物である。
しかしその I 氏は突如改名し、最近ではJ氏と名乗っている。
何か人様に知られては拙いことでもしでかしたのだろうか?
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J氏邸でJ氏、奥様、お嬢様と会う。
そしてその方々と一緒に、私は夜の原村に繰り出した(引き続き徒歩で)。
鎌倉検定資格保持者の妻とドガティ君は、山荘で大河ドラマ鎌倉殿の13人を何が何でも見ないといけないし、とにかく寝るのが早い人および犬なので山荘で待機したままなのだ。
したがって夜の原村徒歩ツアーへの我が家からの参加者は私だけ。
原村ペンション・ビレッジにあるパン屋さんBARN前を通過する。
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我が山荘から歩くこと4.6km(Google Mapsによる)で、やがて見えて来ました。
これだけ歩いたんだから、生ビールがおいしいぞ。
こちらが目的地だ。
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原村の高原地帯の暗闇に、煌々と輝くMIC HOUSE(ミクハウス)。
こちらもペンション・ビレッジ内にある。
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オーナーであり料理人でもある方が、ミクさん(女性)だ。
マスターは男性。そしてマスターは、お店で酔っぱらったお客さんを家まで送り届ける役割も担っておられる。徒歩では簡単に帰れないお客さんが多いからね。私だって4km以上歩いて来たくらいだ。
勝手知ったる他人の店にどんどん入って行くJ氏。
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J奥様、Jお嬢様、私もあとにつづく。
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さあ、楽しくなって来たぞ。
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MIC HOUSEは元ペンションだった建物。
これはおそらくその頃の靴箱だろうね。
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とにかくかんぱーーい!
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MIC HOUSEは犬もオッケーな居酒屋&お食事処だ(以前あったランチ営業は現在ストップしている)。ゲストハウスやアクセサリー販売もあるらしい。詳しくはお店のウェブサイトを見てね(この投稿の末尾にリンクあり)。
犬オッケーは珍しいね。いいよなぁ、そういうの。英国のパブみたい。
我が七里ヶ浜にもDOUBLE DOORSなんて店があって、店内は犬オッケーでゆるい雰囲気だが、観光客が多い。MIC HOUSEはもうちょっと地元密着で一見さん的観光客は少ないだろうね。でもどなたでも歓迎だよ。
これ、サバとキャベツのピリ辛炒め。
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おいしいわ。自宅で真似してみよっと。
取れたてのタケノコと和牛の炒めもの。
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大きな皿でどかん!と出て来るよ。
これがどちらもおいしいのよ。
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さっそく取り皿に取って食べましょう。
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そして2杯目を飲みましょう。
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J一家と私が、これまでのそれぞれの人生を語り合う。
J一家はなぜ原村にいきなり永住しに来たのか?
J氏には、何か東京でやばい過去でもあったのか?
私はなぜ原村通いを続けているか?(特に理由はないけど)
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なんてことを語り合いながら。
3杯目かしら?
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だんだん酔って来たぞ。
J一家も私もしゃべりまくった。
料理が全部うまい。
ダイナミックにボリューミーな料理が出て来るが、味付けが微妙にばっちり決まっていて、全部おいしい。
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むむ、これ4杯目??
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何杯目か、わからなくなって来たな。
喋り過ぎて喉が枯れて来た。ごちそうさまでした。
お勘定、お願いします!
・・・えっ、驚くほど安い。散々飲んで食べてこれかい?みたいな金額だ。
いいな、MIC HOUSE。
さて、マスターが運転する大型ハイエースでみんな帰るぞ。
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一気に原村のてっぺんにある山荘まで送り届けてもらった。
マスター、そしてJ一家、どうもありがとうございます。おやすみなさい。
闇夜の我が山荘。
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酔っぱらっているので、画像のブレは仕方ない。
原村の夜を楽しみたい人は、ぜひMIC HOUSEへ。
生ビールがグビグビ飲めて、味付けがバシッと決まった手料理がダイナミックに楽しめるぞ。近隣のお宅ならハイエースで送り届けてくれる。
ウェブサイトはこちら: https://michouse39.com/
原村の高原地帯では稀少な存在のお店だ。長く続けて頂きたい💛