80代の両親のお世話で、奥様は江戸のご実家に泊りがけでお出かけだ。
私とドガティ君は留守番。
オトコ&オトコのお付き合い。
ここは七里ガ浜水質浄化センター。
ドガティ君は「いつも同じようなところばかり散歩するので退屈です」と言う。
君は贅沢だな。
同じようなところを何度も歩いたとしても、毎回新しい発見があるものだ。
それを楽しむくらいにならないとオトナにはなれないよ。
「そうなんですかねぇ?」「ボクにはわかりませんねぇ」
お、羽虫がいっぱい。
春だねえ。
ね、ドガティ君、こういう発見があるわけよ。
しかしドガティ君はそういうことには興味がない。
ただ登坂が嫌いなだけらしい。
「ボク、登るのはあまり好きじゃない」
贅沢ばかり言うなよ。ここまで付き合ってもらえるだけでもいいでしょ。
なぜか坂道の途中で伸び運動をするドガティ君。
よいしょ、よいしょ!と声をかけながら、ドガティ君と坂を登る。
七高(七里ガ浜高校)と相模灘を見下ろす場所に来たヨ。
せっかく上がったけどまた下りる。
私はこの坂道が好きなんだな。
振り返るとCHIKI CHIKI TAN TAN。
最近出来たお店だ。絶景が楽しめますよ。
私は行ったことがないが、そういうことに敏い妻が友達とすでに行ったらしい。
すでに人気店で、そこそこのお値段で料理もおいしく楽しめるらしいよ。
トライアングルまで来た。
藤沢駅行きの江ノ電が来た。
私も観光客と一緒に江ノ電を撮影(笑)。
右の人の白いTシャツが気になるな。
拡大する。
HOTEL TOKYO N. AOYAMA SALON LADIES & GENTS EST. 2019とある。
それって何? かなり気になる。
調べてみた。北青山にある美容院らしい。名前はHOTEL。 不思議だ。。。
夕方の江ノ島。
先ほどの江ノ電は途中で停車中なんだが、そこへ逆方向の鎌倉駅行き江ノ電が来た。
単線の江ノ電は大変だ。
七里ヶ浜駅と鎌倉高校前駅の間で藤沢駅行きの電車が停車し、逆方向の鎌倉駅行きの電車が通り過ぎるのを待つ。
超ローカルな話題でした。
そしてオトコとオトコ(ドガティ君と私)は鎌倉高校駅前まで来た。
ここで信号を渡る。
ドガティ君は大好きな海に行けるので、階段を駆け下りる。
「おとーさん、もうちょっと長いリードにしてください」と中途半端に口を開け、期待に満ちた顔をする。
これがこういう状況での彼のいつもの表情なのだ。
そして長めのリードになったドガティ君。
人もいないし、楽。
つまらないと言えばつまらないけど。
「おとーさん、何かもうちょっと面白いことはないんですかい?」
「そうそう、それですよ、あなたの愛犬、つまりボクが喜ぶおもちゃ」
仕方がないのでボール遊びに付き合う。
こういう海をただ見て楽しむということが、君は出来ないのかねぇ?
ただ見ているだけで、美しいのに、楽しいのに。
左手、斜面の上にあるのがアマルフィ・デラ・セーラ。
右手が先ほど通過したトライアングル。いくつもの店舗が入った施設だ。
この雲が面白い。横に(南北に)小さな雲が並んでいる。
90度ひねって東西に細長い雲が並ぶこともあるんですよ。
気温や湿度が陸地と海で異なったり、それが変化したりして、こういうことになるんだろうね。調べたことはないけど(笑)
「そんなことは関心ありませーーん」とドガティ君。
「何かいいもの落ちてないかなぁ・・・」
「何かいいもの流れて来ないかなぁ・・・」
何もありませんよ。いいものなんてそうそう落ちてませんから。
空のギャング、トンビの群れ。
ドガティ君と同じく、「観光客が食べ物持って来ないかなぁ・・・」とトンビが物色中だ。
セブン・イレブンやパシフィック・ドライブインで購入したおにぎりやハンバーガーを、浜辺で食べようとする観光客を狙うトンビたち。
みなさん、怖いから気をつけてください。
かなりの怪我するよ。
そろそろ帰りましょう。
こちら(下)がパシフィック・ドライブインね。
七里ガ浜高校(左)と鎌倉プリンスホテル(右)の間の坂道を上る。
今日も無事終了だ。
ドガティ君のおかげで毎日すごくたくさん運動できるよ。
その日はそれで終了。
妻不在の二日目の朝が始まった。
まずはドガティ君の散歩。
次は洗濯。
バスルームとトイレの掃除。
やがて中途半端なブランチの時間になる。
味付ぶたチク。
スズキヤさん得意の内臓系商品。
ぶたの心臓近くの大動脈を切って味付けてあるよ。
味付けの材料はご覧のとおり。
網で焼くのだ。
きゃーーー、おいしそう💗
英国の大学が次々とその食堂で牛肉のメニューを禁止してから3年ほど経った。
食肉用家畜の肥育に使う飼料の量を考えればニンゲンが最初から穀物を食べることで環境への負荷が大幅に減る。しかしそうはしないものだから、家畜の飼料を生産するための耕作地が必要となり、森林破壊が進む。アマゾン地域なんて大変なことになっている。また干ばつも多いのに水の使用量が多くなるし、土壌汚染も広がる。家畜が吐き出すゲップやおならは二酸化炭素やメタンガスの宝庫で、ニュージーランドのような国では自動車よりもそちらの大気汚染が深刻らしい。
大豆由来の肉も出回っているが、全部をそれに置き換えるのは難しい。
肉を食べるのなら、せめてあらゆる部位を食べましょう。食べやすいところだけ、誰が食べてもおいしいと思うような部位だけを食べるのは止めて。
佐渡の酒、北雪を飲む。
ぶたチクを食べる。
分かる人は分かる。
この大動脈の管についた脂の甘さが。
それがちょっと焦げる。
きゃーーー! それがたまらない。
食べる。
そして飲む。生きてるねえ。私は生きている。
強烈な酒、北雪。
この画像もいいね。管らしさがある(笑)。
ドガティ君が覗こうとしている。
しかし彼にはここが見えない。
残念ね。
どんどん焼こう。
なにせ一人で350gも食べるのだ。
甘い脂。
おいしいわ。
「おとーさんだけ、ズルいです」
でもね、ワンコにはこれは無理なのよ。
味が強すぎるからね。
網の間から脂が落ちて、そこに火が点く。それでまた肉が美味しくなる。
どうです、これ(↓)。たまらないわ。
こうしてオトコだけの週末が過ぎて行くのでした。