
次は設計士が書いた本である。横山彰人著『危ない間取り』(新潮社)。たかが間取りと馬鹿にしてはならない。間取りは家族を崩壊させるぞ。と、警告する本で、なかなか読みごたえがある。私など知らなかったことも多数掲載されている。
内容は題名のとおり間取りについてのものが多いのだが、ハウス・メーカーの建築への姿勢に対する批判も多い。私は今まで7軒の家を建て来たが、一度も大手ハウス・メーカーに建ててもらったことなどないので知らないことも多く、読んでいてなかなか楽しかった。
建築家として、多くの工務店やハウス・メーカーが次々と生産する住宅に、いろいろ言いたいことがあるのだろう。立場が違えば考えもまったく異なるという良い例だ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます