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山荘ののぼり梁は前回述べたとおりのモノである。私はとても気に入っている。山荘は原村にある三井の森の別荘地内でも際立って小さいもので、すでにご覧の太い材を用いたティンバー・フレーム構法で建てようが、通常の在来軸組構法で建てようが、コストにそれほど大きな違いはなかったのである。ところが鎌倉七里ガ浜の自宅となると話は別だ。床面積も山荘よりは大きく、尚かつ土地取得にかかる費用が八ヶ岳山麓とは桁違いなので、建物にコストをかけている余裕が私にはなかった。
それでも私は自宅に対し、山荘に似た感覚を味わいたいと考えていた。画像は自宅ダイニング上の吹き抜けの天井である。白い部分が壁。山荘と異なり柱は露出していない。壁用ボードの上に下塗りをした上に、若干黄色味を帯びた白っぽいペイントが塗ってある。
天井材がパイン材。それと平行に走るのがダグラスファー(米松)の棟木である。のぼり梁は見られないが、抑えられた総コストの中で、ブレイスの丸山さんが上手く施工してくれたと思っている。
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