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コンプライアンスに関する面白い記事があった。こちらである。東洋経済の「内部通報が多い企業ランキング」だ。最近私もコンプラアンス研修を実施していて、内部通報件数には興味があった。
コンプライアンスの問題は、簡単には解決しない。企業トップの決意に、組織体制作り、従業員一人一人への教育を併せたものだから、企業支援のニーズも、なかなかなくならない。コンサルタントにとっては継続的な仕事になる。
さて、記事によると、最も多い企業は、セブン&アイホールディングス668件、2番目がヤマトホールディングス440件、3番目は日清医療食品415件(そんな会社あったかな?)以下、続く。件数は従業員数に比例するから、一人当たりの件数が重要だ。
記事によると、一つの目安は、従業員100人当たり1件だそうだ。通報にも軽重があり、従業員も下請けさんを含むかどうかで大きく変わるため、このとらえ方も難しいが。そういえば以前私が勤めていた会社もそんなもんだったかな。問題になった東芝はあんまり多い方ではない。
そして通報の多い企業は、社内に問題があるととらえるのではなく、風通しのいい企業とらえるべきと記事は書いている。私もまったくそうだと思う。企業内では、あれだけ複雑な人間関係、軋轢がない方がおかしい。それなら問題を隠ぺいするより、開放する内部通報が多いのは、健全な会社ということだね。