昨日は朝、企業さんに講座の結果を報告して業務は終了、もったいないから奈良は斑鳩の里によって帰ることにした。またも自転車である。法隆寺駅のそばのレンタサイクルを借りて、斑鳩を巡る。
まずは法輪寺、斑鳩三塔のうちの三重塔があるお寺だ。こちらは何と飛鳥時代の仏像がある。薬師如来像、重文で現存する飛鳥時代の木彫如来では最大のもの。
法輪寺三重塔
次は、法起寺、十一面観音菩薩だ、重文。しかし、このお寺も何といっても三重塔、日本最古のものだ、もちろん国宝で、世界遺産。
法起寺三重塔と蓮の花
そして法隆寺、こちらは別格だ。日本最古の木造建築、世界遺産が沢山ある。金堂には、釈迦三尊、薬師如来、阿弥陀如来がある。宝物館には百済観音に、玉虫の厨子、という歴史の教科書に載っているお宝がある。そして聖徳太子の夢を実現した夢殿。
最後は、夢殿となりの中宮寺、本堂は新しいが、仏像は世界的に有名なアルカイック・スマイルの「半跏思惟像」、こちらでは如意輪観音と呼んでいる。弥勒菩薩のようだが。そしてこのお寺は菩薩が真ん中、如来が脇という変わった構成だ。係員の方に聞くと、密教の世界ではこのような配置はあるそうだ。このアルカイック・スマイル、初めて拝むことができた。
法隆寺の御朱印帳は、表紙の裏に十七条憲法の第一条が書かれていて、御朱印は、和を持って貴しとなす、だ。さすが法隆寺。そして中宮寺は、アルカイックスマイルの如意輪観音だ。
十七条憲法の第一条
法隆寺の御朱印、和を以て貴しとなす
中宮寺の御朱印
仏像は、上のランクから、如来ー菩薩ーその下が、不動明王などの明王、帝釈天などの天部、あとは帝釈天の家来、四天王、釈迦の弟子、羅漢などとなる。あれ、自分は仏像検定、持っていたかな、調べてみると、不合格になったまま、検定が消滅してしまったようだ。また受けたいなあ・・