資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

グリーンブックとセンシティブ・トレーニング

2019年03月10日 | 人材開発資格とその活用
ポスター/スチール写真 A4 パターン1 グリーンブック 光沢プリント
クリエーター情報なし
写真フォトスタンド APOLLO

 仕事が午後、半日空いたため、映画、「グリーンブック」を見に出かけた。アカデミー賞作品賞の作品だ。実話だけあって、割と平坦なストーリだ。アカデミー賞に該当するか、話題になっているが、これは私の専門外。白人と黒人の差別の物語だが、そこそこ楽しめた。この映画を見て、私、白人と黒人の融和のためにできたという、ST(センシティブ・トレーニング)を思い出した。

 私、サラリーマン時代に会社でいろいろな研修を受けたが、このST研修、もっとも刺激が多かった研修だ。まだ30歳にかかった頃だろうか、新任管理者の研修でこれを受けた。もっとも、確か城山三郎の小説で出てきたから、内容はある程度知ってはいた。

 1週間ほど、当時の山の中にある会社の研修所に泊まり込む。STが何かは同じ受講生には黙っていた。数人のグループになり、椅子を寄せ合って座る。講師が1名つく。そして講師がテーマも示さず、さあ、始めてくださいという。皆話すこともないため、自己紹介を始める。1時間ほどのセッションを1日何回も繰り返す。

 自己紹介もすぐ終わり、積極的に話すこともなくなる。そして今度は一人一人、自分の過去を話し出す。ときには、キツイ突っ込みも入り、涙声にもなる。1回のセッションが終わると、講師が今の時間を色にしてくださいという。これが不思議、だんだん明るい色になり、最後はメンバーは、ほとんどが白になる。そしてもういいや、となったら終わりだ。1週間の予定だが、我々のチームは1日早く終わった。

 このトレーニングは、自分を人前でさらけ出すという訓練なんだろう。自殺者も出るほどリスクのある研修で、しっかり訓練を受けた指導者がついていないと、絶対やってはいけないという。

 訓練終わって、近くの山、蓼科山をハイキングしたことを思い出す。企業さんでは、今もやってるんだろうか、この訓練。

コメント
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