資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

想定外を想定する危機管理

2011年09月15日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 昨日は、斉藤塾の第13回の勉強会、「想定外を想定する危機管理」であった。まず、東京ディズニーランドの震災当日の対応についてVTRを見る。そしてゲストのディズニーランドの部長からのお話を聞く。震災直後の誘導、当日2万人も泊めた対応、商品の無料配布、温かい食事の提供など、感動ものである。それがほとんどアルバイトがやったというから、なおすごい。会社トップの姿勢と教育の賜物である。

 次は、帝京大学の志方先生の危機管理の要諦、大震災を通じての日本の強を聴く。また、日本政府や自衛隊の危機管理について実態のお話があった。志方先生は、時々テレビで見かける方である。

 この勉強会は、ほんとに勉強になる。昨日も100名以上の参加があっただろうか。2千円の会費の割にはこの勉強会はお得な気がする。次も行こう。

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CSRの座談会に参加

2011年09月14日 | 中小企業診断士資格とその活用
企業の社会的責任(CSR)の基本がよくわかる本―取り組む理由から業務に組み込む工夫まで実践のためのポイント35 (知りたいことがすぐわかるPLUS)
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中経出版

 月曜日の夜は、ある出版社に呼ばれ、CSRの座談会に出席。震災や企業のCSRについて、自社の取り組みや企業の経営者へ向けてのアドバイスなどを話す。私、BCPはわかるが、CSRはそんなに詳しくないため、事前に学習する。

 座談会は出版社の中で行ったが、出版社ということで、会議室の書庫は満杯である。何百冊もある。1つの出版社の書籍をこんなに見たのは初めてだ。また、服装は暑いなか背広で、何でも冬の企画ということで、撮影に背広が必要ということらしい。撮影後は脱いでリラックス。

 2時間ほど話し、終了。書籍は、実況と違い、あとで編集がきくからラクである。さてどんな仕上がりになるか、冬までまだ間があるが・・

 

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社会福祉施設のBCP

2011年09月13日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 本日はBCPに関する話題。これに関する資格は、事業継続管理者、防災士、リスク検定である。

 工学院大学で、東京都社会福祉協議会と危機管理勉強会齋藤塾の共催で、「社会福祉施設のBCP策定取り組み状況報告会」があり、これに参加した。関係者約200名の参加である。

 内容は、先日実施された各養護施設の担当者向けの研修の概要と、代表7施設のBCP担当の取り組み状況の発表である。

 取り組み状況は結構バラバラだが、中には想定シナリオ、チェックリスト、非常時の会議の様式など何だか、以前勤めていた会社の様式によく似たものもあった

 介護施設の課題は、100名からいる入所者に対して、夜間は3,4人しか対応できる者はいない。これでどう対応するか、したがって、最初の30分をどう乗り切るか重点的に作る。また、全員参加が難しい、しかし、全員参加しないと、本番では何もできなくなってしまう。

 皆、BCPだけやっているわけではない、しかし結構頑張っている感じが見て取れた。こう言う取り組みはまだ日本では少ないのではないだろうか、ほんとは大事なんだが・・

 

あなたが作るやさしいBCP―どんな会社でも必ず役立つ
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日刊工業新聞社
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TWIと電気コード結び

2011年09月12日 | 診断士活動(マスターコース)

 昨日はプロ講師養成講座の第3回、今回は3分間スピーチ、TWI,そして配布資料の作り方であった。TWIについて解説する。TWIはトレーニング・ウイズ・インダストリーの略で、戦後、米軍が輸入したもの。日本に導入されてから60年が経つ。今も大手メーカーでこれを使っているところがある。

 このTWIの例として、「電気コードの結び方」を実習した。まず講師が結び方を口頭で説明する。次にやって見せる、そして受講生がやってみるができない。人間とはこんなもので、講師が言うほど簡単には理解できないのである。その後何度も受講生がやってみてようやくマスターできた。

 上司がこうやれ、と言っても簡単には、部下はわからないものだそうだ。実習中、山本五十六の言葉をネット検索した人がいた。「やってみせて、言って聞かせて、させてみて、褒めてやねば、人はは動かじ 山本五十六」 (写真は電気コードを結んだところ、その後、このマニュアルを作成した)

 さて終わって、昨日は両国駅前で懇親会、狭心症の手術後、体調はすこぶる良くなっている。飲むとよくわかる。受講生の発案で、12月にこの講座の「温泉合宿」をやろうということになった。また楽しみが増えた。

 

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3分間スピーチ

2011年09月11日 | 診断士活動(マスターコース)

 中小企業診断協会の勉強会「プロ講師養成講座」に通っている。このコースには、スピーチの時間がある。時間は3分から10分まで、時々によって違うが、この時間を目安にスピーチを考えて練習して発表する。よい訓練である。

 今日の講座は、私の番である。そこで、私は「日本は経済破綻する~子孫につけを残すな、は本当か」というテーマで、スピーチをする。以下、その原稿である。

 子孫にツケを残すな、とは本当か> 

・日本の財政は、危機的状況にあって、このままでは日本は破たんする、したがって、政府は増税しなければならない、と言われています。ところが、この内容が複雑で、お金の単位が何兆円なので、ピンときません。そこで私が、日本国の財政を家族に例えて説明します。これを踏まえて本当に日本は破たんするのか、お考えください。

 

・日本国を家族に例えます。この家族は、お父さん、お母さんと、3人の子供がいます。お父さんは、貿易をやっています。お母さんは、家計を預かっています。3人の子供は、民間企業、金融機関、そして末っ子の三男は政府です。

 

・ところが末っ子の政府が、やんちゃで、収入が40万円しかないのに、90万円の支出をしています。残りの50万円は、両親の年金や医療費に使うため、お母さんから借金をしています。この累積が1,000万円になっています。

 

・ここまではよく知られたことと思います。次に、この家族をよく見てみると、この家族の資産総額は何と5000万円あります。また、やんちゃな末っ子には、1000万円の借金がありますが、実は500万円の貯金もあります。そしてお母さんは家計を預かっていますが、へそくりが何と1500万円あり、それは貯金になって、国債となっています。更にお父さんは貿易で儲けて近所に250万円お金を貸しています。この家族は世界一の金持ちの家族です。

 

さて、これで、本当に、日本は経済破綻するのでしょうか?お考えください。

 

 以上で3分です。本日の発表で、聞き手の反応を見ます。

 

仕事でそのまま使える実践CD付き 研修女王の最強3分スピーチ―アガリ癖、話しベタは、必ず治る!
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CSRの座談会に参加

2011年09月10日 | 中小企業診断士資格とその活用

 診断協会の仕事をしている方から、CSRの座談会に参加してくれないかとの連絡があった。診断協会の雑誌に掲載するのだが、東日本大震災やその他企業のCSRをテーマにするという。

 6月の人財研で、私は、「企業のリスク管理と東日本大震災の対応」というテーマで発表したが、これを聴いてくださったようだ。一にも二にもなくOKする。 そして事前に思いをメモにと連絡をいただく。

 私の思うところをメモにして送付する。 私のメモは、(1)東日本大震災の会社での私の対応    (2)天竜川川下りの安全を忘れた事故  (3)BCPがこれから普及する (4)不祥事を隠すとばれた時轟沈する (5)そして、危機管理はトップの判断事項で、情報の上がるルートを確保する、従業員にはCSRの教育を (6)中小企業にもできる社会的責任として、工事現場周辺の清掃を、 という内容である。

 来週が座談会である、特段準備するものもないが、どんな風に報道されるのだろうか、興味津々である。

 

サステナビリティCSR検定公式テキスト
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RMCSゼミナールは首都直下地震に備える

2011年09月09日 | 中小企業診断士資格とその活用
首都直下地震“震度7” (PHP文庫)
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PHP研究所

 中小企業診断協会では、時々講演会を開催する。今回は、「首都直下地震に備え、中小企業診断士に期待されていること」であった。出し物は2つ。1つは、安価な安否確認システム、もう一つは危機管理勉強会「齋藤塾」の塾長、齋藤先生の講演。

 安否確認システムは、なるほど、安い。安否コールという。100回線で初期費用45千円、毎月15千円である。ウェブを利用したこのシステムは、静岡県の経営革新計画の認定を受けている。

 齋藤塾は、元東京都総合防災部情報統括担当課長だった方の勉強会だ。1時間半ほどの講演だが、スピーカーの調子が悪く、時々よく聞こえない。今回の地震での企業CSRの好事例として、六本木ヒルズ、東京デイズニーランドが上げられた。

 最後に、中小企業診断士へ、中小企業のBCPについてアドバイスが3つ。①経営者は死ぬな。②お客様と従業員を殺すな、③企業を倒産させるな、であった。それはわかるけど・・

 この講演、無料というところがいい。また行こう。

 

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官僚のアリバイ

2011年09月08日 | ビジネス・経済

 元通産省官僚の古賀茂明氏の著書である。著書名は官僚の責任という。氏は最近はテレビタックルなどによく出演している。よく言われる、「官僚は国益より省益を優先して考えている」ことを経験から語っている。

 私は、中小企業診断士のため、中小企業支援に関する記事が気になった。以下、その下りである。

 そもそも優秀な経営者は、国に助けてくれとは言わないものだし、政治家や官僚などよりはるかに知恵をもっている。こんなこともあった。「中小企業は資金や人材面で大企業に比べて大きなハンデを背負っている、そのために補助金を出そう」

  けれどもその程度のことは優秀な経営者ならすでに考えていた。しかも全国にそうしたグループがあった。

 そこで今度はこう持ちかけた。「経産省でこういう制度ができたから、乗りませんか」そして、「申請書はすべてこちらで書きますから」と言って説得し、加わってもらった。成功例がいくつか集まったところで、成果を示すために、「〇〇企業百選」というカラー印刷の小冊子を発行した。

 しかし、補助金を受けた経営者に「この制度は役に立ちましたか」と訊ねると、「一番お世話になったのは申請書を書いていただいたことです。」

 彼らはもともと優秀な経営者だから、放っておいても成功したはずなのだ。これでは何のために補助金を出したのかわからない。つまりは、官僚のアリバイづくりなのである。官僚のやることは実にこういうケースが多い。

 なるほど、ありそうな話である。

 

官僚の責任 (PHP新書)
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誰でもわかる放射線検定

2011年09月07日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 先日、ある新聞の社説に放射線の教育をしっかりやれと書かれていた。また私の地元でも、専門家を読んで放射線の講演会が市民ホールで開かれた。

 そこで、放射線に関する検定がないか調べてみた。すると、けんていDO!というサイトに「誰でもわかる放射線検定」というのがあった。20問で、受験料は無料である。

 さっそくやってみた。75点。間違えたのは、①ウラン核分裂は石油どのくらいに換算できるか⇒タンカー一艘分、②X線のCTスキャンはどのくらいの放射線か⇒6.9ミリシーベルト、③紙でも透過しない放射線は⇒アルファ線、④放射線廃棄物の半減期は⇒10年 であった。

 この検定、アップがなんと3月24日だと、ずいぶん経つんだな。放射線について知りたい方、どうぞ、無料です。

放射線と放射能 (図解雑学)
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中小企業震災復興支援フェア

2011年09月06日 | 中小企業診断士資格とその活用

 中小企業診断協会からの情報で、有楽町の国際フォーラムで、中小企業震災復興フェアをやる、との情報が来た。都心に出る用事があるため、ついでに寄ってみた。

 東日本の中小企業の商談コーナーは空いていたが、販売コーナーはあふれんばかりの人だった。特に酒や食べ物がたくさんあり、試供品でおなかっがいっぱいになった。また、人寄せでタレントも来ていた。私が行ったときはパンチ佐藤が何かしゃべっていた。(写真)

 私は、宇都宮カクテルと甘酒、ぬれせんべい、ぎばさを購入。ぎばさは結構おいしい。自宅にかえって食べたが、ご飯が進んだ。

 このような試み、どんどんやれば、お客さんは集まるようだ。

 

 

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休日の学習会

2011年09月05日 | 資格学習法・自己啓発

 土曜日は、以前勤めていた会社のS事業所の学習会に出かけてみた。この試みは、交替勤務などで普段静かに学習出来ないため、会社の休日に会社の会議室を借りて、出入り自由の学習会を開催したものらしい。わからないところも教えてもらえる。

 学習内容も、ガス主任技術者、ビジネス法務、簿記と、バラエティに富んでいる。訪問したのが夕方だたっため、かなりの人が帰ったあとだったが。(写真)。各部署ではこうして、いろいろ考えて、時間を確保しているのだろうか。ちょっぴりうれしい話でした。

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未曾有と想定外

2011年09月04日 | ビジネス・経済

 失敗学の畑村先生の著作である。ある書店では新書版で今一番売れているそうだ。畑村先生は福島原発事故調査検証委員会の委員長に就任した。そうなると報告が出るまで原発関係については知りえた事実をオープンにすることができないそうだ。そこで、駆け足で3.11から現在までの思うことをまとめた。

 まず、津波、これは世に言う「未曾有」ではない。過去に何回も津波が起きている。忘れていただけのこと。次に原発、これは「、未曽有」、しかし、「想定外」ではない。原子力村の人たちが「見たくないものは見ない、聞きたくないものは聞かない」という姿勢が問題という。

 絶対安全という言い方の誤り、また、今回の事故は組織事故である。技術の成熟には、失敗の積み重ねが必要で、ボイラーの例でいうと、安全に使えるまでには200年かかるという。原子力はまだ60年。まだ危険な技術であると。

 畑村先生の事故調査検証委員会に期待!!

 

未曾有と想定外─東日本大震災に学ぶ (講談社現代新書)
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講談社
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コンサルタントのフレームワーク

2011年09月03日 | 診断士活動(マスターコース)
コンサルタントのフレームワーク―経営診断の基本的な手法を身につける!
安田 龍平,平賀 均
同友館

 同友館から2010年12月24日に発売された書籍である。実はこの本、診断協会マスターコースのYCS(ヤスダ・コンサルティング・セミナー)の一昨年度の受講生が集まって出版した本である。内容は、診断士1次試験に登場する企業経営理論の経営戦略のフレームワークと財務診断、診断事例が書かれている。

 フレームワークとは、「思考の枠組み」のことで仕事で分析の必要がある場合、なるべくたくさんこのフレームワークを知っていると効率的・効果的に仕事ができる。5フォース、コトラ―の地位別、4P,ABC分析、PLC,ポジショニングマップ、成長ベクトル、SWOT,バランススコアカードなど。

 そして財務コンサルテイング手法は、収益性、安全性、成長性、キャッシュフロー分析、損益分岐点分析など。いずれの手法も中小企業の診断によく使うものである。最後に喫茶店と工場の診断事例が書かれている。

 実は、昨年度の受講生による出版企画が今、進められている。テーマを決め、各自分担して、取材、原稿書きをやってきた。昨日、ちょうど最後の編集会議が終わった。これから各自指摘のあった事項を校正し、出版社に渡す。

 内容?それは出来てのお楽しみ。出来たら、この本、書店に並びます。

 

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ガス主任技術者試験まであと1か月

2011年09月02日 | ガス主任技術者資格とその活用

 私は、以前勤めていたT社K部の国家試験「ガス主任技術者受験」の支援活動を行っている。主なものは、「メルマガソフトまぐまぐ」による模擬問題の作成と送信、「けんてーごっこソフト」を使った模擬テストサイトの運営、そして、ホームページ「ガス主任技術者取得の応援ページ」の運営である。

 5月から始めたのだが、8月に入って模擬テストの受験者が減ってきた。5,6,7月と順調に来たのだが。そこで、K部の事業所を巡回して、管理者の方へ受験者への声掛けをお願いした。この、「声掛け」は実は結構効果があるのである。わたしも職場の経験からこれを知っている。

 試験まであと1か月。巡回時には、ある職場では1か月禁酒しようか、などという声も聞こえた。受験者とその指導に当たる方、もう少しですから、頑張ってください。

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日本経済の実力

2011年09月01日 | ビジネス・経済

 三橋本の中で、この本は出色の出来である。著者は女性向けに、経済を簡単に説明したいということで作成したらしいが、それでも結構難しい。

 この本の中で、なるほど、これは説得力がある、という部分があったため、解説する。当初はこの表をスキャナで読んで解説しようとしたが、どうも解像度の関係でうまくいかない。従って、本からデータを読み取っているので、少し不正確かもしれない。その点はご承知を。

 下の表のうち、(1)表は、日本と欧米諸国の政府負債残高である。日本の負債はこの10年で1.5倍になった。一方、欧米諸国は、ドイツ、イタリアが日本と同じ、イギリス、アメリカは、2.5倍になっている。日本だけが多くなっているのではない。日本は少ないくらいだ。

 また、(2)表は、主要国の政府負債対名目GDP比率である。これは日本がこの10年で何と2.1倍に大変な増加、欧米諸国は、0.8倍と何と縮めている。これはどうしたことか?

 そこで、(3)表を見る。(3)表は、主要国の名目GDPの推移で、日本はこの10年で1.05と、ほとんど成長していない。一方、欧米は何と2倍に伸びているのである。実はこれが原因なのである。欧米諸国は、政府負債は伸びているが、GDPも伸びているため、GDP比では負債は減少しているのに対し、日本は、経済成長してないから、負債の比率が大きくなっているのである。

 解決策は、明確である。早くデフレを脱却して、経済成長すればいいのだ。欧米諸国が皆成長しているのに、日本だけできないはずがない。経済成長、これ一本に絞って政策を展開していくべきだろう。

 従って、増税などとんでもない。インフレターゲットで日銀は金融政策を、政府は復興を財政政策としてやっていくべきであろう。そうすれば、税金も増え、政府負債も気にならなく、なる。インフレになった時点で、景気を冷やすため、初めて増税すればいいのだ。

 その意味で、この1冊は、説得力がある。日本の増税論者は、経済成長を知らないのであろうか。今度の民主党の総理は、わかってるのかな。

(1) 主要国の政府国債残高

  日本:1.5倍 欧米:1.5~2.5倍

(2) 主要国政府国債の残高と負債対GDP比率

  日本:2.1倍  欧米:0.8倍 

(3) 主要国の名目GDP

  日本:1.05倍 欧米:2.0倍 

  数字は、すべて 10年/00年 の比率です。

世界でいちばん!日本経済の実力
クリエーター情報なし
海竜社

 

 

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