中小企業診断士の人財開発研究会では、有志で執筆中だ。先週は、私の発表、テーマは執筆中の内容で、「T型人材と役に立つ資格」だった。その一部をお話しする。
まず、T型人材とは何か、縦軸に専門性の深さ、横軸に専門性の幅を取る。新人は浅く、ベテランは深い。図1になる。
図1
次に、資格と言ってもピンからキリまである。T型人材のスキルを資格に当てはめてみたものが図2である。新人から専門性に応じて、取得すべし、という内容だ。
図2
もう一つ、よく受ける質問に、そんな資格、取っても役に立たないんじゃないか、という質問。ここは、マズローの段階欲求説で、説明しようというものだ。
図3では、段階欲求とは、人間の欲求は、①番目の生理的欲求からだんだん欲求が変わっていき、④番目の自尊の欲求では、他人に勝ちたいという欲求、最後の⑤番目は、自己実現欲求といって、他人は関係なく、自分はこれを極めたいという欲求が現れる、というものだ。
図3
図4では、資格取得を、このマズローの段階欲求説に当てはまめてみた。④番目の欲求、自尊の欲求で資格を取得する人は多いが、⑤番目の欲求で取得する人もいる、というものだ。
私の場合、森林インストラクター取得に4年かかったが、これは誰かに勝ちたいとか、収入アップを目指すものではない、単に自己実現だけだ。
図4
こんな発表をしました。この内容は、今年の後半になって、書籍になると思います。