kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

ひたすら補強

2018-08-24 | 陸上競技
木曜日。この日は補強。2日連続でかなり走っていたので足を使わないメニューをと思って。

このblogを読んでくださっている方にはわかってもらえるかもしれませんが、基本的に私の指導は「基礎筋力の向上」がメインです。それでも最近はバリエーションを増やす中で基礎的なメニューが激減していました。がっつり補強をする機会が減っている気がしました。そのため木曜日はみっちり補強。妥協なく補強。

最初に話を聞くと腹筋が筋肉痛だと言っていました。これは重要なことだと思います。練習の中で腹筋は入れていませんでした。それでもこうやって体幹部が筋肉痛になるということはそれなりに使えているということ。中心部の強化は必須だと思うのでしっかりとやっておきたい。

DM投げをやってから補強。腹筋系をかなりやることにしました。腹筋MIXから初めて側筋や内転筋。とにかく中心部の強化をやっていきました。他校がどれくらい補強をするのかは分かりません。うちも本当に減っていたと思います。前任校では3時間補強というのは当然のようにやっていました。。太くするのではなく中身が詰まった筋肉にしたいというのが理想。近畿地区の選手の体つきは私が理想とするイメージですね。無駄に太くない。しかし、必要な筋肉がしっかりとついている。ウエイトはやりません。手を変え品を変え補強をすることで全く変わってくると思います。

2時間近くやりました。DMを使った腹筋やキックも。最後に30秒腹筋を。これも本当にやらなくなっていました。やはりベーシックな補強は必要だと思いますね。寝転がってやる補強は最低限にしています。こういう時間が確保できる時にはやはりやっておく必要があります。本当であればこの日も走ってよかったのですが週末に市民大会と強化合宿がありますからいったんトーンダウンしておかなければいけないかなと。

最後に話をしました。「速く走る」というのは誰にでもできることではない。シビアな世界ですから練習を積んでいなくても速い者は速い。しかし、補強とストレッチは違うと思います。時間をかけてしっかりと取り組めれば必ず結果が出ます。補強をやり続けて筋力が全く上がらないというのはありません。ここは重要だと思います。私が選手の「本気度」をチェックするのはやはりこの部分です。自分自身のために人が見ていないところでも努力し続けることができる。こういう選手が本物だと思います。裏表なく自分自身のために努力できるかどうか。

表面的に「一生懸命にやっている」という感じであっても半年たっても筋力が上がっていないというのであればどこかで手を抜いている可能性がある。柔軟性が高まっていないというのはやるべきことをやっていないという可能性がある。「一生懸命やっています」という言葉だけではなくやはり「目に見える変化」が必要だと思います。筋肉痛になろうがやるべきことをやる。それができない選手は大成しません。

こういう話もやはりし続けていきたい。覚悟が決まっている選手はどこでやってもそれなりに強くなると思います。一生懸命にやらないといけないという話をする必要がないくらいになる。それでも人は弱い部分があります。「何度も言わなくても分かっている」と思うかもしれませんがこちらはそれでも言い続けていきます。しつこいですから。ちまちまやっていくのは得意。そういう部分が結果につながっていくと思います。

走ってはいませんがかなりやったと思います。筋肉痛がひどくなる可能性もありますが気にしない。筋力を上げることに加えてもう少し股関節の柔軟性を高めていく必要があるかなと感じました。やりたい動きがあっても股関節の硬さによりできないことが多くなります。本人はやろうとしていても機能的な部分からできない動きが出てくる。必要な柔軟性を高めるという感覚も持ち続けてもらいたいですね。

地道に続けていきたいと思います。来春活躍できるように。
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ひたすらやる

2018-08-24 | 陸上競技
水曜日。この日は前日に引き続き強化練習としました。本来なら支部大会。2年前は直前まで合宿があり全身筋肉痛でこの大会に臨んだ記憶があります。今回は中止となったのでじっくりと練習をすることに。

前日かなり追い込んでいまいた。まー追い込んだというほどの話ではない気もしますが。この日はシャフトトレーニングから始めました。これも本当に久しぶり。上半身と下半身の連動を図るための練習として位置付けています。やることの意味を何度も何度も言いながら。筋肉痛の様子でしたが構わず。連動の流れの中でまた割りスクワットも。

そこからハードルドリル。これはいつもやっている種目に加えて実際にハードル選手にさせているメニューをやりました。ハードルのための練習だけではなく重心移動を生み出すための練習になると思ったので。ワンステップハードルをいつもやっていますがその間の幅をかなり広げました。この日は12足長まで。スピードでごまかすのではなく「膝で重心移動を作り出す」という感覚の練習です。これは良いと思っています。

スイッチングとスイッチングランをやってからチューブ5歩、さらに120mの折り返し走。前の記事に間違えて書いていました(笑)。前日はやっていません。この日に行っています。前日は短い距離をやってから往復走。この日に120mの折り返し走です。戻るときにかなり向かい風。しんどかったと思いますが関係なし。やるべきことをしっかりとやり続けることが大切。終了後休まずに60mを1本。

さらにシャフト補強を。これも久しぶりだと思います。県総体以後、ほとんどやっていない気がします。うちの練習の中心にあったはずのこのメニューが疲労度云々の関係でやらなくなっていました。これも基礎体力と基礎筋力の低下につながっていたのかもしれません。どのような状況であってもやはりやり続けなければいけないメニューがあります。反省です。このメニューを見ているとなんだかんだいってNとMはそれなりにやれます。下級生は本当に弱い。身体の使い方が下手なのもあると思いますが。ここはしっかりと続けさせたいと思います。秋のシーズンを乗り切るためにもしつこくやり続けたいですね。完全にヘロヘロ。

加速段階の動きの確認のために加速ドリルも。あれこれやっていますが「つなぎの種目」という感じでしょうか。トレーニングの後にいきなり全力で走るのではなくワンクッション置いてから走るという感じにしています。筋力と走りを結び付けるための種目。1セット行ってからB走とT走。ここにバウンディングも加えました。ジャンプ系の練習も取り入れたいなと思うので。どうしても足の負荷を考えてやらなくなってしまいます。しかし、バネを使った走りをするためにはやはりこういう練習は外せない。しっかりとやりました。

最後に疲れ果てている中で再び折り返し走。前日は3往復だったのでこの日は4往復。場所が限られる本校のグランドですから可能なのはこの手の練習になります。台風の影響で竜巻の渦のようなものがグランドを暴れているときもありましたが、折り返し走の時はなんとかできました。自分との戦いだと思っています。「楽をする」というのが一番分かるのは自分自身。きつい時に手を抜いたりゴール前でスピードを緩めるのは簡単です。が、それをやっていたらいつまでたっても先には勧めません。

blogは何年も書いています。が、選手はその時その時でまた「0からのスタート」になります。だからこれまで話をしてきたことでももう一度言わなければいけない。当然の話かもしれません。しかし、指導をしているのその感覚が少しずつ鈍ってきます。積み重ねなので上級生が下級生に伝えるのが当然という感覚になる。これでは自分自身にとってよくない。自分自身の感覚をリセットしながらやっていくというのも必要だと思います。

高校生。「ひたすら速くなることを求める」というのは簡単ではありません。こちらが求めても選手たちはそこまでの部分が分からないからです。転勤して「速くなるためにやる」という練習から「集団を見守る」ことがメインになる時期もありました。これも本当に「感覚の差」なのです。私にとっての「当たり前」は別の環境においては「当たり前」ではない。そこは気を付けなければいけないのです。

今更ながら原点に返るというスタンスを見失わないようにしたいと思います。確実にダメージが残るメニューだと思います。長い目で見てしっかりと取り組みたいと思います。

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