kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

リスタート

2018-08-23 | 陸上競技
本当は書きたいことがたくさんあります。今の3年生に対する想いはかなりのものです。また機会があれば詳しく書き記しておきたいと思います。雑文になってしまいますが。

中国選手権の翌日、女子は休みにしましたが男子は通常通り。ここは思うことがありました。うーん。ある程度できるようになってきていますが「最低限の事」ができるようにならなければいけません。短時間の練習にするつもりでしたが。午後からは出張がありました。色々なことがあって支部新人が中止に。実際問題、開催可能だったかもしれません。総合的に見て判断ということでした。これにより今後の予定が大きく変わることに。

試合が続き、中途半端な状況でレースに出るというのが続いていました。しっかりと練習をする機会がない。時間が確保できなかったからです。支部新人がなくなったためこの週はしっかりと練習を積むことにしました。基礎筋力の低下と基礎体力の低下。ここは大きな話です。やっているつもりだとしてもそれは十分ではない。意図的に練習の質を上げていく必要がある。

インターハイに行く選手がいるから練習をやるという気はさらさらありません。これは選手にも伝えています。強いなら強いなりに、普通なら普通なりにやることはあります。強い選手がいるときには練習が一生懸命で中国狙いになった時には質が下がるというのでは意味がないと思っています。どんなレベルの選手であったもやることは同じ。やり続けたいと思います。

21日は登校日だったので食事をして練習。最初にSに全体に話をさせました。こういう話は本当に大切です。全員の前で話をする。貴重な経験です。それを終えて練習開始。まだ暑い時間帯でしたが強化練習として位置付けて進めていきました。補強サーキットをやってから動きの確認。ジャンプ系の練習も行いました。いつの間にかこういう練習が少なくなってきていた。地面からの反発をどのように得るかという練習。パワーがないのにパワーで走ろうとするからエネルギー切れを起こします。考え物です。だからこそもう一度原点へ。

スイッチングドリルを実施してスイッチングラン。さらに短い距離の動きを簡単に確認して120mの折り返し走。終わってから往復走まで。全身持久力を高める練習が不足気味です。NMがこの手の練習が苦手というのもあります。しかし、これからさき競技を続けていこうと思えばやはりすべての要素を高めていく必要があります。ヘロヘロになりかけていましたがさらには股関節強化サーキットを。どこか一部分を強化するという話ではなくもうできることは全てやってしまいたいなと。極力休憩時間を減らして流れの中で練習を進めていくようにしまいた。

終わってからかなり弱っていたのですが短い距離を走って最後に折り返し走。短い距離で30秒に1本。Mに何往復が良いかと聞くと「2往復」というのでスルー。3往復にしました。それでも少ないかなという気はしますが。いつの間にか走練習の量自体も減ってきていたと思います。故障は避けなければいけませんがやるべきことはやっておかなければいけない。これだけは間違いないと思います。走り終わったらグランドに倒れこんでいました。全身砂まみれ。それでもこうやってやっていくことは必要不可欠です。

この日の練習中には何度も同じようなことを言いました。「何のためにやるのかを考える」という部分です。男子も女子も「一生懸命にやる」という姿勢はあります。手を抜いたり誤魔化したりというのはずいぶんなくなりました。しかし、「一生懸命にやることに一生懸命になる」という感じがあります。走るためにやるというのではなくなってきている。全ての動作は「走るため」でなければいけません。その場足踏みを何時間続けても前には進みません。そうであれば「何のためにやっているのか」を考えていくという姿勢は必須だと思います。これも「与えられる」というだけではなく「自らやる」という感覚の中で進めていかなければいけなと思っています。

かなり追い込みました。これにより間違いなく翌日は全身筋肉痛だと思います。それでも強化練習は続けたいと思っていました。1日やって強くなるならこんな幸せなことはないですから。ここだけではなくもっと先をみていきたい。今年云々ではなく来年度しっかりと戦うための準備を進めていきたいと思います。結果として何かを残せるように。私自身は休みはありませんがそれでもやり続けます。

リスタートです。進みます。
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上手くまとまりませんが・・・

2018-08-23 | 陸上競技
重複する内容になるかもしれませんが・・・。

インターハイが決まってなかなかモチベーションが上がり切らない部分が誰にでもあると思います。入賞を狙うレベルの選手であればもうワンランク上の力を発揮するためにどうするかを考えていきます。「インターハイに行く」というのが当初の目標であったチームにとってはなかなか難しい部分があります。

今回、リレーでインターハイが決まりました。しかし、かなりの確率で間違いないと思ていた100mを逃す。そこからNとMはなかなか走りが安定しませんでした。記録会などに出ても12秒4台しか出ない。動きが極端に悪いというわけではないのですが思うように記録が出ませんでした。万全の調整をしているわけではないので当然なのかもしれませんが。それでもSは2度の記録会で自己ベストを更新しました。12秒82がベストでしたが1回目が12秒80、2回目が12秒67です。これは評価できると思っています。

何が要因なのかを客観的に見ていました。Sは自分自身の動きを修正しようという部分が他の選手よりも強いなと思っていました。スタンディングのスタート、スタブロからのスタートでも1歩目の引き出しが上手くいかないようであれば自分でマークを置いたり線を引いたりしていました。練習の間にも「上手くいかない」と相談に来ることも多くありました。「与えられる」だけではなく「自らどうすればいいかを考える」という姿勢が身についている気がしました。

インターハイの宿舎。必ずSはヨガマットを部屋にもっていっていました。私は何をしているのか知りませんでした。中国選手権が終わって学校に戻ってきたときに全体の前で初めて本人に聞きました。毎日の日課にしているストレッチと補強をするためにヨガマットを持っていたとのこと。うーん。引退すると決めている。最後の最後までそういう部分をやり続ける。実際、中国選手権の時にも部屋にもっていっていました。その意味。

Sに関しては「苦しい思い」をさせていることが多かったと思います。同級生はNMでかなり力がある。練習では勝てても試合では勝てないこともある。体調などのこともあり「悔しい」レースが多かったと思います。本人曰く一番悔しいレースが1年生の県新人。予選で走って準決勝を行う前に「レース中止」が決まりました。もう一本走れたら・・・。そういう思いが強くあったのだと思います。さらには2年生の中国大会のリレー。怪我のため力を出し切れないまま8位。その悔しさがあったら取り組みが変わったと言っていました。

結局は「結果」だけではない。そこに至るまでに何をするか。最終到着地点に至るまでにどのような変化を生み出すか。ここは「教育」という意味合いが強いのかもしれません。「競技指導」と「教育」が並列に並ぶのか。ここも賛否両論でしょう。私は目の前の選手のために何をするかを考えています。それがどのような部分につながるのかも含めて。

Sが話していたこと。ここまでくるために多くの人に支えてもらった。県内外の先生方に声をかけてもらう。応援してもらえる。卒業生もずっとずっと見守ってくれている。だから「今」がある。自分だけではここまでこれなかった。随分大人になったのかなと思います。

最後の日誌に「NとMがいてくれたから頑張ってこれた」というような表現が書いてありました。一番近くにいるライバル。お互い距離が近い分、イライラすることもあったと思います。強い言葉であれこれ言うこともあったはず。それでも最後に「NとMがいてくれたから」と思える。これはNとMも強く思っていることだと思います。NSMとい並びでいつもいました。NとMの間には必ずSがいてくれる。歩いているときも。だからこそ上手くいった。

1年次は本当に声が出ませんでした。何度も言い続けて変化がない。それがあるときからSが大きな声で引っ張ってくれるようになった。それにより女子は変わりました。まだまだ幼いですし変えていかなければいけない部分は多くあります。それでもそれなりのチーム状況にはなったかなと思っています。

何度もいいますが別にSを過大評価するつもりはありません。それでも競技に取り組む姿勢は大きく変わったと思います。それがチームにプラスの影響を与える。逆に周囲がこの子に頼りすぎていた部分もあるかなと。もっと自分がリーダーになっていかなければいけなかったのではないか。反省点として残る部分があります。

こういう部分は周囲にはわかりません。この子たちの成長の裏に何があるのか。どれだけ苦しい思いをしていたのか。絶好調だった1月末から捻挫をして奈落の底に落ちてしまったとき、この子はどのような想いだったのか。それでも諦めず前を見続けてくれた。それがあったからここまでこれたと思います。

本当はうちの選手たちには金メダルを取らせてあげたかった。不可能なタイムではなかったからです。それでも今のうちができる最大限のことはできたのではないか。S自身がそのようなことを口にしていました。有終の美。最後の最後まで自分にできることをやり続けてくれた選手に心から感謝したいなと思っています。この子たちのおかげで勉強することも多くありました。感謝しかありません。

上手くまとまりません・・・。それでも書いておきたいなと思っていました。雑文ですが・・・。
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思うことをつらつらと

2018-08-23 | 陸上競技
思うことを。

中国選手権を終えてSが競技を引退。ここに関してはかなり思うことがあります。うちの女子にとって本当に大きな存在でした。うちの娘達は誰にでも懐くわけではなく、自ら話しかけたりするということはほぼありません。それにより勘違いされることもあります。本質的な部分での話ですから笑顔を振りまいて人懐っこいという部分での評価は気にしていません。淡々とやっていくという感じが周りからすればあったのではないかと思います。

表面的にはNとMが1年生の時から目立っていました。しかし、その間には常にSがいました。2人きりでは何もできなかったのではないかなと思います。入学当初は本当に幼かったと思います。基本的に「自己中心的」な行動が目立つ。上級生がいましたがその子達が色々やってくれるので自分たちはあまりやらない。自己判断で全てやってしまう。思い通りにならないことに対してはそれが態度と表情にでる。「声を出す」ということさえほとんどやらない。なかなかのレベルでした。

1年生の冬、他校と合同練習をして終わる。片付けをしていたら勝手に居なくなっていました。集合もしていない、他校もまだ残っているのにも関わらず。「自分達の片付けが終わったから」という自己判断で勝手に帰っている。当時の女子キャプテンは泣いていました。いやいや、どこまで自己中心なのか?個人種目といえ集団で動くという感覚がない。こんなことは数限りなく行われていました。blogには書いていませんてましたが。

何かの時に「女子ばかり優遇されている」という意見がありました。いやいや、どれだけこの子達が怒られ続けてきたのか分かっていない。他の者であれば見て見ぬ振りをする事でもこの子達に関してはかなり細かく指導してきました。理不尽な事で怒られていると感じていた者もいたと思います。結局は本気になって競技と向き合う者しかこういう話は理解できないと思います。怒られた、怒られなかったという一部分だけの判断ではないですから。

2年生になり中国大会でリレーで8位となる。ここが一つの転機だったかもしれません。一緒にやってきた先輩達と目指していたリレーでのインターハイを逃す。その辺りから「このままでは届かない」という感覚を持って取り組めたのではないかなと感じています。もちろんこれ以後も態度や考え方に関して指導をすることは数え切れないくらいありましたが。

ある時から練習に関してはほぼSに任せておけばいいという感覚がありました。1年生の時は苦手な練習は手を抜く、思い通りにならない場合は態度に出るというのがありました。キツくなると明らかにテンションが落ちる。そういう部分が伸びを止めていた。男子の存在も大きかったと思います。男子が引っ張ってくれるから雰囲気づくりも出来る。女子のリーダーはSでした。

周りからは実力のある選手が集まっているのだから強くて当たり前だと言われます。実際問題、多くの選手が集まっても上手くいかないところは数え切れないくらいあります。うちのように1人でも欠けるとリレーさえ組めないという状況からのチームがどれだけあるのか。表面的には見えない問題点が数えきれないくらいあります。そこに関しては何も言われません。そんなものだと思います。

指導スタイルに関しても「厳しい」と思われている部分があります。どうでしょうか。練習量が多いという意見も聞きます。まーどれだけの人がうちの現状を知っているかはわかりません。なんせ、学外で練習をすることはほとんどありません。誰がリーダーになって誰が引っ張っているのか。そういう部分はわかりにくいと思います。

Sの存在は本当に大きかった気がします。上手く表現できず、書いているうちに話が全くそれてしまっていますが・・・。もう少し書きたいのですが頭の整理が・・・。
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