kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

強化合宿

2018-08-28 | 陸上競技
日曜日。この日から1泊2日で恒例のセミナー合宿。顧問の転勤などもあり本当に実施できるのか不安はありましたが例年通り実施。月曜日から学校が始まるところもあり難しい部分が出てきます、今回は1校が1日だけの通いの参加となりました。大規模ではない。が、若干の「差」が出てくる。こういう中でどうやって行くのか。

午前中は私がやることに。時間が限られているのであれこれ思い付きでやっていくことにしました。ボディーコントロールと動きの基本。ここに時間を割くことにしました。バランス系をある程度やってから足運びの確認。人数が多いので一人一人をじっくり見ることができません。ある程度グループを作ってやっていくことにしました。こちらが全体でやることを示す。それに対して自分たちで練習を進めていく形です。この形式になると「やるだけ」になる選手も出てきます。普段やらないような動きであれば尚更。

バランス系をやってからジャンプ系。地面からの反発を上手くもらえる姿勢づくりかなと。ボディーコントロールや軸づくりをしてもそれを走りに活かせなければいけません。何のために軸を作るのか。そこの説明もしました。前に進むために力をうまく利用しながらやりたい。そこの感覚を分かるかどうか。

意図的に段階を追うようにしました。その場での膝締め。その場での縄跳び。一歩だけ動く。少しずつ進む。一歩で進む。連続で進む。私のやる練習の効果がどれだけあるのか分かりません。実際問題動きが出来なくても速い選手は速い。それが現実です。とはいえまったくやらないわけにはいかない。基本をやらない方が速いという場合も往々にしてあります。膝締めからの歩行。前に進むとその途端に膝が開き始める。そうならないようにどうするのか。意識して取り組む。そこが近道かなと。意識するというのが難しいのですが。

とりあえず言われたことはやっていました。それが正確な動きかどうかは全くの別問題ですが。分からなかったら聞け、見てもらえと繰り返し言いましたがほとんどの選手は聞いてこない。ここに大きな原因はあると思います。強くなろうと思えばやはり「やり方」が大事だと思います。どのような取り組み方でやっていくか。受け身になりすぎる。教えてもらうのを待っているというのもあると思います。もしくはそこまで必要としていないというのも。もったいないなと思いますが。

かなりの時間を使ってから最後に「ワンステップハードル」を。これも前段階で膝締めがきちんとできているのかどうかが重要です。できていない中でどうするか。どのレベルに合わせるか。本当に4グループに分けてやる方が効果的なのかもしれません。「意欲」に応じた練習をするほうが誰にとってもプラスです。変化する者はするがそうでない者は現状維持。改悪になる者さえ出てきます。考え物です。

午後からは走練習。スティックを使った動きをかなりやってから坂道へ。変形ダッシュを1時間強。変形ダッシュ、異なる姿勢から走りにもっていくための動きが極端に下手。もたもたしすぎです。ダッシュという話なのですがのんびり動いているので本来の動きにならない者も多くいました。ひたすら走ればいいという感じではない。繰り返し言いましたがなかなか。その後、スキップ走とバウンディング、スプリントの組み合わせをやる。さらにもも上げとバウンディング、スプリントの組み合わせをやる。こうやって複合的な動きの中で走るというのも必要だなと思います。

最後に坂を走る。この中でkd先生が「パワー練習ではない」と何度も言っていました。何も考えずに体力が続く限り走るというのではない。1本1本工夫する。もっと楽に速く走る方法はないかなと探る。こういう部分ができないと先には進まないと思います。坂の角度に対して何をするのか。ひたすら走り続けると「満足感」が出てきます。しかし、それは本来の狙いではない。「達成感」を味わうための練習ではないはず。

ひたすら走りました。陰だったので暑さは感じず。本数を重ねる中で何かを感じ取ることができたか。そこだと思います。頑張り切るという経験は必要。しかし、やり切るだけでは先には続きません。本来の目的にあった練習にならなければいけない。大半は「走るのに一生懸命」でした。動きを変えてやろうという工夫は見えない。そうなると次も同じ練習になってしまう。時間を有効に使えるかどうか。



考えないといけません。

「チームで練習を振り返って課題を出す」という指示が出ていました。各校のキャプテンが報告をしに来ましたが総じて同じことを言う。言わされている感があります。本当にその時にそう感じていたのであればなぜその場でやらなかったのか。「声を出す」というのであれば誰にでもできるはずです。それをやらなかったのであれば何の成長にもならない。

うちの選手、午後の練習のフリーアップの際、コンディショニングが終わってからは10分以上何もしていませんでした。3年生もその場にいたのに・・・。何をやっているのか。流しをしたりしなくてもいいと思います。無駄に10分以上その場で過ごす意味は?「動きの確認くらいできるのでは?」と言い放っていましたが、そのことを報告していました。いやいや。それは言われたからそう答えているのであって「考える」という行為ができていないから行動に移せていないのです。

動きに関しても自分たちは「出来ている」と思っている。しかし、私が求めている動きとは異なる。そこの部分の感覚。確かに一生懸命にやります。手を抜かずやります。しかし、そこが狙いではない。本当にやるべきことを理解してやっているか。「一生懸命にやることに意味がある」というのであればそうかもしれません。しかし、その場足踏みをひたすらやっても進まないのです。そこの感覚が分かるかどうか。本当に求められているのは何か。ここだと思います。

まだまだチームとして成熟度が低い。誰かがリーダーにならなければ進まない。引っ張ってもらってそれについていくだけ。集団の後ろにいる選手がこちらのやろうとしていることが分かるとは思えません。難しい部分です。

どれだけ考えることができているか。成長できる合宿になることを期待していました。
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動きの基本を確認

2018-08-28 | 陸上競技
更新滞りました。バタバタしていて。

金曜日、この日は朝から練習としました。練習内容としては翌日一応市民選手権があるので大きく追い込むメニューは避けました。とはいってもまったくやらないという話にはならない。調整する必要性はない。練習量の確保という意味でもやっておきたいなと思っていました。

アップの代わりにプレート補強をやって股割りスクワット。そこからは足運びの確認です。1年生に関しては時間の関係もあってなかなかできていない部分です。最初のころはかなり確認をしていましたが今は微妙な感じでした。こちらが伝えていることがスムーズに入らない。そのため本来やりたい動きとは異なる部分が多くあります。それでもやり続けていくしかないと思っていますが。膝締めの動きを少しやって少しずつ進む。そこから重心移動を少しずつ。バランスディスクからのドロップをやりました。力を使わずに進みたい。落とす意識が強すぎてパワーを使いすぎてしまいます。ここは考えながら。

ある程度やってからもも上げなども実施。ドリル的な練習を最近はほとんどやらなくなっていました。自然とそのような動きになるという部分を重視していました。が、動きの基礎的な部分を確認しなければ次の段階に進まない感覚があります。強制的にそのような動きをするという練習も入れていますが、動きの劇的な変化というところまで至りません。「分かっていないけどやっている」という段階だと思います。これはある一定時期までは仕方ないのではないかと思っています。競技をするという前に基礎的な体力づくりをするという部分が出てくるからです。

この日は「ワンステップハードル」をやりました。色々と考える中でこの練習がきちんとできれば実は「膝の引き出し」と「重心移動」ができるようになるのではないかと。ハードル連続抜きという動作がありますが、これでは上半身がローリングしています。ワンステップハードルの応用でやっていけば「片足ずつの動き」にはなりますが遠くに膝を引き出して重心移動を生み出すことになるので狙いとする部分はできるのではないかと。

一応、ハードルが専門。ハードルを使っての練習計画をしっかりとやっていくことでスプリントに活かせるのではないかとずっと考えています。合宿などでハードル指導をするときによくやるのですがその部分はスプリントの動きにもいかせるなと思いました。ハードルインターバルが遠くなった時に膝が開いてしまうのでそこの部分は前段階で膝締めを徹底しておくことが必要かなと。ワンステップハードルでは重心移動と接地のポジションを意識させます。ハードル選手には話をしていましたがこれは間違いなくスプリントの動き(笑)。今更感満載ですが。

かなりやってスイッチングラン。さらにチューブ走と各自でのスプリント。2時間強練習をしておきました。股関節はバキバキかもしれません。その後翌日と合宿のため準備をして終了。調整する必要性はない。そう思っています。まだまだ幼いチームですからあれこれ心配事は尽きません。少しずつ。

午後は課外。うーん。色々と疲れます。辛い。それでもやるしかないなと思って関わっていますが。「サービス業」の極みだと思います。精神的なストレスはかなりのもの。それでもやるしかないのですが・・・。

とりあえずやったことを記録。この繰り返しですね。
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市民大会

2018-08-28 | 陸上競技
土曜日。この日は市民大会。時期的にも難しい大会ですね。この大会に合わせて練習量を調整するというのはほぼ無意味です。特に今年は練習的に足りていないと感じる部分が多くありました。そのためこの週はほとんど休まずに練習。体幹をはじめ全身が筋肉痛になっていると思います。それでもやっていかなければいけなと考えています。

準備などは特に役割分担があるわけではない。それでもやらないわけにはいきません。こちらとしても必要なことは準備。風も強く公認記録にならないかもしれないという感じではありました。これも別に気にはしていません。記録を狙って大会に出続けるというのも必要かもしれませんが今の状況では無理。練習の一環として出るのであればやはりしっかりと負荷をかけておきたい。

大会準備があったのでアップ等もほとんど見ていません。任せっぱなし。レース自体もスターターをやっていたのでスタート局面しか見れていない。分析なども十分ではない。まー走ることに意味があると思っていました。身体が万全の状態ではない(ほど遠い)ですが、Mが12秒50、Nが12秒52。Toは13秒21まずまずかなと。タフではないので追い込んだ練習をした時には走れません。分かり切っている中でこれくらいなら合格かなと。追い風参考ですが後半は風に押されて走れなかったと言っていました。適度な風でないと走れない。そういう意味でも「強くなる」必要があると思います。Naが追い風参考ながら初めて13秒台へ。大きな意味があると思います。やっとです。

男子はSoが公認で11秒17大会記録更新でした。まー2位だったので記録的には残りませんが。膝の痛みがある中ではまずまずかなという感じでしたね。1,2年生の男子は上手く走れませんでした。こちらももう少し時間がかかります。競技を始めて数か月という状況ですからいきなり戦えるようになるとは思いません。来年の春までに何とかできればいいなと。焦らず。地道に。

レース終了後、シャフトトレーニングとシャフト補強を実施。朝の段階で私が学校にシャフトを取りにいっていました。Nが「明日か合宿ですよ?」と言っていましたがスルー。関係ありません。疲労度があるのは間違いない。1本とはいえレースを経験しています。が、そんな短期間での話をしているわけではない。長い目で見て今はしっかりとやるべき時期です。合宿に万全の状態で参加しても意味はない。練習をやる場所がないと申し出てきましたがそれくらいは自分たちで見つけてもらいたいところです。芝生の区間がありましたからそこで練習をさせました。

中学校のジュニアオリンピックの選考会と重なっていたため中学校の参加者はかなり少なかった。こうなると競技会自体の盛り上がりがなくなります。日程の変更も含めて考えていかなければいけない子だと思います。競技に関わる人が少なくなるとやはり大会運営自体も大変になりあます。本当の意味で競技に興味を持ってくれる人が増えていかなければいけないのだと思います。

翌日から恒例の合宿。疲労度はあると思いますがやっていくしかない。私は力尽きていました。なんだかんだ言って休めない。気分転換もできない。ストレス発散をすることもできず・・・。やるしかないのですが・・・。
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