思うことを。
なかなか分かってもらえない部分があります。うちの選手、感情表現が苦手です。県総体で勝つ、インターハイを決める。その時に喜んではしゃぐということは決してありません。レース後に集まって抱き合うというのも見たことがない。だからといって嬉しくないわけではない。私自身はそれを分かって見ています。まー「嫌だ」と思ったことに対してはあからさまに態度に出ますが(笑)。ここに関しては近くで見続けている自信があります。ある意味保護者より近い部分があるかもしれない。
インターハイのレースが終わった後に全体で話をした。私はほぼ話さず。それぞれが思うことを口にさせた。話すのも苦手。感情を言葉にするというのも常に話をしてきました。それでもなかなかそこができない。どれだけ時間がかかっても言葉にさせたいと思っていました。
3年生3人が口にした言葉。「結果を出してこれまで支えてくれた人達に恩返しをしたかった」と口々に言っていました。別に強要しているわけではありません。うちの選手のことを知っている方々なら分かってもらえると思いますが、今時の女子高生とは随分違う娘達です。大人に懐いて親しげに関わるというとはほぼない。真面目でガチガチという部分とも大きく違う。独特な雰囲気があります。
その娘達が「感謝」を口にしている。ここまできたのは自分達だけの力ではないというのを分かっているのだと思います。これまで先輩達と目指してきたインターハイに来れたこと、先輩がいたから自分達がここまでやって来れたこと。このことに関して口々に言葉にしていました。本当に珍しく涙を流しながら。感情表現は苦手。それでも思うことがあったのだと思います。
多くの方が「インターネットライブ」でレースを見ていたと連絡してくれました。うちに関心を持ってくれている。少しずつ背中を押してくれている。強く感じました。私自身、心から感謝したいと思っています。私が多くの人に恩返しができているのかどうかも考えさせられました。
私にできることはなにか。選手をインターハイに連れて行くというだけではないと思っています。そこに至るまで何を伝えるのか。物事に対する取り組みであったり、考え方であったり。強い弱いだけではない部分があると思います。ガチガチに指導に従わせるというのは今はやりたくない。私の前だけ良い子でいるような選手になってほしくない。怒られないために何かをやるという行動基準になってほしくない。そこは最近の私の中のテーマでした。
卒業生がずっとずっと見守ってくれています。私が今の学校に赴任して今年で4年目。最初は試合会場でアップすることさえできませんでした。恥ずかしい、と。競技者になるまでにかなりの時間を要しました。もちろんその間に様々なことがあり私自身陸上競技から離れたいと思ったことも。陸上競技が嫌いになるくらいの話でした。競技指導ではない部分が大きくなりすぎて、一挙手一投足に批判される。本質的な話ではない部分が大きかった。それでも「強くなりたい」と思ってやってくれる数人の選手と一緒に進んできこれた。ここも意味があると思います。
今の3年生、ほぼ何もないところからスタートでした。先輩方に甘えるというのもできない。そういう表現ができないというのを認識して可愛い後輩だと思って見守ってくれる。もちろんイライラすることもたくさんあったはずです。見捨てずにやってきてくれたから今がある。それは本人達も分かっているはずです。多くの人がこの娘達に対して理解してくれているからここまで来れたというのはあります。
レースが終わって「競技はインターハイまで」と言っていたSと話をしました。もう少しだけ一緒にやって欲しいと頼みました。中国選手があるのでそこまで、と。個人的な感情を含みます。力が上がっているのを感じています。ここに来てベストを更新している。もう少し走ってみたらいいんじゃないかと。私が走るのをみたいという感覚もあります。花道を飾りたいというだけではなく一緒に陸上競技がしたいという感覚ですね。わがままを言いました。
共に進む。そういう気持ちがずっとありました。それを言葉にするのは非常に難しい。それでも少しずつ書き記しておきたい。
また書きます。
なかなか分かってもらえない部分があります。うちの選手、感情表現が苦手です。県総体で勝つ、インターハイを決める。その時に喜んではしゃぐということは決してありません。レース後に集まって抱き合うというのも見たことがない。だからといって嬉しくないわけではない。私自身はそれを分かって見ています。まー「嫌だ」と思ったことに対してはあからさまに態度に出ますが(笑)。ここに関しては近くで見続けている自信があります。ある意味保護者より近い部分があるかもしれない。
インターハイのレースが終わった後に全体で話をした。私はほぼ話さず。それぞれが思うことを口にさせた。話すのも苦手。感情を言葉にするというのも常に話をしてきました。それでもなかなかそこができない。どれだけ時間がかかっても言葉にさせたいと思っていました。
3年生3人が口にした言葉。「結果を出してこれまで支えてくれた人達に恩返しをしたかった」と口々に言っていました。別に強要しているわけではありません。うちの選手のことを知っている方々なら分かってもらえると思いますが、今時の女子高生とは随分違う娘達です。大人に懐いて親しげに関わるというとはほぼない。真面目でガチガチという部分とも大きく違う。独特な雰囲気があります。
その娘達が「感謝」を口にしている。ここまできたのは自分達だけの力ではないというのを分かっているのだと思います。これまで先輩達と目指してきたインターハイに来れたこと、先輩がいたから自分達がここまでやって来れたこと。このことに関して口々に言葉にしていました。本当に珍しく涙を流しながら。感情表現は苦手。それでも思うことがあったのだと思います。
多くの方が「インターネットライブ」でレースを見ていたと連絡してくれました。うちに関心を持ってくれている。少しずつ背中を押してくれている。強く感じました。私自身、心から感謝したいと思っています。私が多くの人に恩返しができているのかどうかも考えさせられました。
私にできることはなにか。選手をインターハイに連れて行くというだけではないと思っています。そこに至るまで何を伝えるのか。物事に対する取り組みであったり、考え方であったり。強い弱いだけではない部分があると思います。ガチガチに指導に従わせるというのは今はやりたくない。私の前だけ良い子でいるような選手になってほしくない。怒られないために何かをやるという行動基準になってほしくない。そこは最近の私の中のテーマでした。
卒業生がずっとずっと見守ってくれています。私が今の学校に赴任して今年で4年目。最初は試合会場でアップすることさえできませんでした。恥ずかしい、と。競技者になるまでにかなりの時間を要しました。もちろんその間に様々なことがあり私自身陸上競技から離れたいと思ったことも。陸上競技が嫌いになるくらいの話でした。競技指導ではない部分が大きくなりすぎて、一挙手一投足に批判される。本質的な話ではない部分が大きかった。それでも「強くなりたい」と思ってやってくれる数人の選手と一緒に進んできこれた。ここも意味があると思います。
今の3年生、ほぼ何もないところからスタートでした。先輩方に甘えるというのもできない。そういう表現ができないというのを認識して可愛い後輩だと思って見守ってくれる。もちろんイライラすることもたくさんあったはずです。見捨てずにやってきてくれたから今がある。それは本人達も分かっているはずです。多くの人がこの娘達に対して理解してくれているからここまで来れたというのはあります。
レースが終わって「競技はインターハイまで」と言っていたSと話をしました。もう少しだけ一緒にやって欲しいと頼みました。中国選手があるのでそこまで、と。個人的な感情を含みます。力が上がっているのを感じています。ここに来てベストを更新している。もう少し走ってみたらいいんじゃないかと。私が走るのをみたいという感覚もあります。花道を飾りたいというだけではなく一緒に陸上競技がしたいという感覚ですね。わがままを言いました。
共に進む。そういう気持ちがずっとありました。それを言葉にするのは非常に難しい。それでも少しずつ書き記しておきたい。
また書きます。