振り返り記事になります。
土曜日、本来なら会議があったのですが「補習」が必要となる部分がありました。私自身がテスト週間を1週間勘違いしていた部分があります。前の週にも勉強を教えましたが今回も土曜日を使って商業系の勉強を教えて欲しいという申し出がありました。それに応える。その関係で午前中の早い時間から「身体を動かす」ということにしました。せっかく学校に来るのであればある程度は動かしてもいだろうと。それ以上に勉強時間の確保をします。重要なことだと思っています。
この日は先週の日曜日に一緒に練習をして下さったmrtさんが来校してくれることになっていました。選手と一緒に練習をしてくれる。これは本当にありがたいことです。こういう状況です。ほとんど他校と一緒に練習をすることがありません。外からの刺激が非常に少ない。「自分たちはやっている」という思い込みから抜け出すために本当は常に外部からの刺激をもらう必要があります。今回は「一緒に」と言ってもらえたのですぐに力を借りました。
中学時代からmrtさんのことを知っている選手もいるので馴染んでいました。社会人が来てくれることでうちにとっては大きな刺激になります。さらに一緒に練習してくれるというのがまた大きい。とはいえ、全ての練習をしてもらうとダメージが大きくなりすぎるので無理のないように・・・とお願いしながら。
この日の練習は補強をほぼ省いて火曜日の練習の縮小版。2時間半メニューをやるとそのあとの生活に影響を及ぼすので、最大で2時間程度としました。走るセット数も減らして。それでもこれまでのうちの練習パターンからすればずいぶん増えていると思います。このタイミングで刺激をもらえるというのはありがたいことです。
バランス系、DM∞、セラバンド、チューブもも上げ、ハードルドリル。特別なことはありません。さらにスイッチング&スキップをやってからチューブ5歩、二次加速スティック、スイッチングスプリント。ほぼ休まずに。ある程度の本数がこなせるようになってきました。そこからT走。T走3本、スプリント2本。一気に走りました。女子はmrtさんに引っ張ってもらう感じになっていました。
最後に120m-120m-120m、間にMD腹筋を入れて120m-120m-90mを。休憩といってもずっと補強をしていたので休んでいないのではない中という感じもありますが。それでも限られた時間をどのように使うのかを考えないといけません。全てをやるのではなく「その時にできることをやる」のです。全ての本数をmrtさんが引っ張ってくれました。女子にとっては大きいなと思います。スピードコントロールしてもらいながらですから最後までスピードを出せます。私もやってあげたいのですが体力的に無理(笑)。
結局、この日は男子も全てのメニューを消化しました。初めてです。他校からすれば「これくらいは」と思われるかもしれません。それでもうちにとっては大きいのです。小さなステップかもしれませんが「男子が全員やり終える」というのは重要。これまでどこかで誰かが練習を抜けていました。「きついときに抜けるのは当たり前」というのがなんとなくあったのかもしれません。これまでも「きつい中でやっているのだから仕方ない」というのがあったのでしょう。「女子との差」が大きくありました。
小さな一歩だと思います。こうやって少しずつ成長していくことができるかどうか。「練習量が多い」と言われたことも何度もあります。が、実際はほとんどやっていない。比べる基準が「自分たちの中だけ」でしかない。これでは成長は生まれません。自分が本当に何をやろうとしているのか。「やっている」という基準が自分の中にしかない。比較対象ができるかどうか。難しい話ですが。
そのあとはひたすら図書室にて勉強。今回は必要なところがあったので別の部屋でパワーポイントを使って授業形式で教える。難しい内容もありますから必要であればこういう意形で教えるのも必要だと思います。放課後だけではそこまでできません。部屋が空いているというのもあったので利用して実施しました。その後、再び図書室に戻って勉強。かなりの時間勉強しました。
後日談。日誌に。選手が「mrtさんが来るだけで部内の雰囲気が明るくなった。それだけ選手から信頼があるのだと思う。」と。実際問題、こうやって選手が感じているのであればそれは間違いなくプラスに働いている。また、そういう部分に対して素直に「感謝」の言葉が書ける。ここが重要だと思うのです。「来てくれること」は当たり前ではない。誰かからやってもらうことが「当たり前」になってしまったら選手として「終わってしまう」と考えています。このことは常に言葉にして話すように心がけています。それが伝わっているというのも実感できました。
力をもらいました。選手が少し自信を持てたようです。こうやって力を借りながら進むことを私は恥ずかしいことだとは思いません。一人で抱え込んであーだこーだいう気はない。頼れるものは全て頼ります。それが選手にプラスになるのであれば全く問題ない。
貴重な時間でした。感謝。