引き続き。何書いているの分からなくなりつつありますが。
「膝締め」をしっかりしたいなと。朝練でその部分をやってから午後でも同じようにやりました。が、午後はもう少しだけやっていく。スティック両足までやって「ハードルドリル」を。ここ最近は「ワンステップハードル」が中心でした。これはハードル選手にとって非常に効果的だと思っています。が、いつの間にかこれを「スプリント」練習の中心にまでしていました。これにより「接地」や「タイミング」がずれていたのかなと。重心移動を大きくすることが狙いとなっていて「基礎」的な足運びが疎かになる。そなると「届かせる」ことに目的が変わってしまうので「無理矢理感」も出てくる。
色々と練習の見直しをする中で本当に「基礎」に戻ろうと。「ハードルドリル」もシンプルにして必要なことをやっていく。サイドの入れ替えからやりました。これまで2足長で実施していたものを「0足長」へ。重心の移動を作らないようにしました。優先事項を「足運び」に置くことでしばらくの間は「重心移動」は後回し。目の前に試合があるとどうしてもそちらに合わせてしまう傾向があるので「パッチを当てる」感じになってしまいます。思い切って「腰を据えてやる」という部分が必要かなと。サイドを0足でやってから「ワンステップハードル」へ。これもここ最近は「5足長」で始めていましたが「2足長」に。これにより「移動」ではない部分に集中できます。で、同じく「2足長」で連続抜き。これはさほど難しくありません。
「ワンステップハードル」で重心移動を作っていくことを考えていたので「10足」「15足」と距離を伸ばしていました。悪いとは思いません。しかし、段階がある。もっともっと「基礎」ができてからそこまで伸ばしていく必要がある。そう考えると今のうちの選手には必要ありません。伸ばすことで「走れるようになる」という部分も間違いなくあります。それは「土台」となる部分がしっかりしているという前提があります。そこが崩れている中で何をしても変化はない。徹底。
全く重心移動がないというのもどうかな思う部分があります。しばらくはそれでもいいかなと思いながら。それでも「壁抜き」だけやっておきたい。ここから「膝の引き出し」と「腰の移動」が入ってきます。繰り返しになりますが「膝の引き出し」を意識しすぎると「縦の動き」ができなくなります。ドリルの中では今はやらせないようにしたいと思います。しかし、「移動感覚」だけは残しておきたい。ここも以前の失敗から学んだことです。何度も書いていますがmihoが現役時代、「ピッチの速さを磨く」ということを中心に冬季を過ごしました。見違えるほど良くなりましたが結局「重心移動」ができなくなってしまって結果には繋がりませんでした。「全くやらない」という選択ではなく「必要に応じて入れていく」ことの必要性です。
壁抜きをしながら「重心移動の基礎」だけはやります。これも工夫の余地があるなと思っています。
少し話が前後してしまうのですが。「膝締め」「縦の動き」をします。斜め上に膝を引き出す。中間の動きです。ここで「引き出す」という言葉を使うと「前方向に引き出す」感覚になってしまうということを明確に感じています。「膝を引き出す」という言葉だけでは「こちらがやりたい動き」の感覚が伝わらないのです。そこも私自身がもっと考えるべき部分だと思います。「引き出す」ということで「膝が開く」選手が出ます。膝を前方向に引き出すことで反対足が遅れる選手も出てきます。これは良くない。そう考えるとやはり「移動が小さい段階」で徹底しておく必要がある。そして「引き出す」方向は「前」ではなく「斜め上」になる。ここが重要だと数日間で強く感じています。前方向に引き出すことで「重心移動」が生まれる。これは物理的にです。しかし、感覚の部分として「前方向」を意識すると結果的に「膝が前に来る前に落ちる」のかなと。表現が難しいですが。
「膝を上げる」という走りを目指してはいません。しかし、この段階の動きでは「斜め上」を徹底することで結果的に「前に出る」ことになる。スティックの距離が長くなると「斜め上」に引き出すことができずに「前方向」を強く意識してしまう。届かなくなるので。そうなると「膝が開く」ことになる。そこから「接地」がずれる。悪循環を生み出す要因となる。だからこそ「膝締め」をしながら「直線的」に足を運ぶ。その方向が「前」ではなく「斜め上」でなければいけない。
こうやって書いていると「表現方法」についてもっと緻密にやらなければいけないなと思います。「目の前の選手」の動きをみながら指導します。しかし、こちらが伝えたい「動き」と本人たちが受け取った「動き」が一致していないことがあります。そこを改善しなければいけない。もっともっと選手と向き合う時間が必要になるなと思っています。今の私にそれだけの時間があるかどうかはわかりませんが。この部分は私の「責任」です。なんとかして「時間」を作る。そのために何かを削らないといけないというのはあります。
あーまた長くなっています。もう少し書きたいのですが。sri先生、マニアックな部分が復活してきました(笑)。