kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

「基礎」的な動き2

2020-11-12 | 陸上競技

引き続き。何書いているの分からなくなりつつありますが。

 

「膝締め」をしっかりしたいなと。朝練でその部分をやってから午後でも同じようにやりました。が、午後はもう少しだけやっていく。スティック両足までやって「ハードルドリル」を。ここ最近は「ワンステップハードル」が中心でした。これはハードル選手にとって非常に効果的だと思っています。が、いつの間にかこれを「スプリント」練習の中心にまでしていました。これにより「接地」や「タイミング」がずれていたのかなと。重心移動を大きくすることが狙いとなっていて「基礎」的な足運びが疎かになる。そなると「届かせる」ことに目的が変わってしまうので「無理矢理感」も出てくる。

 

色々と練習の見直しをする中で本当に「基礎」に戻ろうと。「ハードルドリル」もシンプルにして必要なことをやっていく。サイドの入れ替えからやりました。これまで2足長で実施していたものを「0足長」へ。重心の移動を作らないようにしました。優先事項を「足運び」に置くことでしばらくの間は「重心移動」は後回し。目の前に試合があるとどうしてもそちらに合わせてしまう傾向があるので「パッチを当てる」感じになってしまいます。思い切って「腰を据えてやる」という部分が必要かなと。サイドを0足でやってから「ワンステップハードル」へ。これもここ最近は「5足長」で始めていましたが「2足長」に。これにより「移動」ではない部分に集中できます。で、同じく「2足長」で連続抜き。これはさほど難しくありません。

 

「ワンステップハードル」で重心移動を作っていくことを考えていたので「10足」「15足」と距離を伸ばしていました。悪いとは思いません。しかし、段階がある。もっともっと「基礎」ができてからそこまで伸ばしていく必要がある。そう考えると今のうちの選手には必要ありません。伸ばすことで「走れるようになる」という部分も間違いなくあります。それは「土台」となる部分がしっかりしているという前提があります。そこが崩れている中で何をしても変化はない。徹底。

 

全く重心移動がないというのもどうかな思う部分があります。しばらくはそれでもいいかなと思いながら。それでも「壁抜き」だけやっておきたい。ここから「膝の引き出し」と「腰の移動」が入ってきます。繰り返しになりますが「膝の引き出し」を意識しすぎると「縦の動き」ができなくなります。ドリルの中では今はやらせないようにしたいと思います。しかし、「移動感覚」だけは残しておきたい。ここも以前の失敗から学んだことです。何度も書いていますがmihoが現役時代、「ピッチの速さを磨く」ということを中心に冬季を過ごしました。見違えるほど良くなりましたが結局「重心移動」ができなくなってしまって結果には繋がりませんでした。「全くやらない」という選択ではなく「必要に応じて入れていく」ことの必要性です。

 

壁抜きをしながら「重心移動の基礎」だけはやります。これも工夫の余地があるなと思っています。

 

少し話が前後してしまうのですが。「膝締め」「縦の動き」をします。斜め上に膝を引き出す。中間の動きです。ここで「引き出す」という言葉を使うと「前方向に引き出す」感覚になってしまうということを明確に感じています。「膝を引き出す」という言葉だけでは「こちらがやりたい動き」の感覚が伝わらないのです。そこも私自身がもっと考えるべき部分だと思います。「引き出す」ということで「膝が開く」選手が出ます。膝を前方向に引き出すことで反対足が遅れる選手も出てきます。これは良くない。そう考えるとやはり「移動が小さい段階」で徹底しておく必要がある。そして「引き出す」方向は「前」ではなく「斜め上」になる。ここが重要だと数日間で強く感じています。前方向に引き出すことで「重心移動」が生まれる。これは物理的にです。しかし、感覚の部分として「前方向」を意識すると結果的に「膝が前に来る前に落ちる」のかなと。表現が難しいですが。

 

「膝を上げる」という走りを目指してはいません。しかし、この段階の動きでは「斜め上」を徹底することで結果的に「前に出る」ことになる。スティックの距離が長くなると「斜め上」に引き出すことができずに「前方向」を強く意識してしまう。届かなくなるので。そうなると「膝が開く」ことになる。そこから「接地」がずれる。悪循環を生み出す要因となる。だからこそ「膝締め」をしながら「直線的」に足を運ぶ。その方向が「前」ではなく「斜め上」でなければいけない。

 

こうやって書いていると「表現方法」についてもっと緻密にやらなければいけないなと思います。「目の前の選手」の動きをみながら指導します。しかし、こちらが伝えたい「動き」と本人たちが受け取った「動き」が一致していないことがあります。そこを改善しなければいけない。もっともっと選手と向き合う時間が必要になるなと思っています。今の私にそれだけの時間があるかどうかはわかりませんが。この部分は私の「責任」です。なんとかして「時間」を作る。そのために何かを削らないといけないというのはあります。

 

あーまた長くなっています。もう少し書きたいのですが。sri先生、マニアックな部分が復活してきました(笑)。

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「基礎」的な動き

2020-11-12 | 陸上競技

話が再び「陸上競技」へ。

 

原点回帰として「本当に必要なこと」をやり続けようと考えています。しばらくの間は「基礎の徹底」だけ。走る量などは必要ないかなと思っています。走練習もやりますが「基礎の徹底」に時間を割きたいなと。そう考えると朝練習の使い方も工夫が必要になると思っています。11月中の朝練習は本当に「膝締め」だけをやろうと思っています。普段の練習の中にもある程度入れていましたが「徹底する」というところまでは行っていません。「確認程度」でしかなかった。「できるだろう」という甘い考えの中でやっていました。そうなると「できていない」部分が見落とされてしまいます。もっともっと根気強くやっていかなければいけないなと。

 

膝締め。その場で行って「台」を使っての動き。そこからチューブを使って。前任校では「階段」が直ぐ側にあったのでそこで「階段ドリル」をやっていました。「膝締め」を階段の段差を使ってやっていく。丁度いい幅だったので。今考えるとこの部分は重要だと思います。それを補うために「台」を使おうかなと。連続ではできません。しかし、一歩ずつでも「膝締め」の感覚は作れる。この動きだと進まないので「膝締め」の意識が徹底できます。

 

分かりにくい表現になるのですが「進む」と膝が開き始めます。重心の移動が生まれると「基礎」となる「膝締め」ができなくなる。「膝締め」に関しては色々と考え方があると思います。そんなものは意識しなくてもいいと言う人もいるでしょう。スイングスピードを上げること、接地ポジションを良くすることを考えるとどう考えても「膝締め」をして「最短距離」を「直線的」に持ってくるほうが効率的です。この部分を「できている」と勘違いして徹底してこなかった。ダメダメです。やはり「できない」のです。そこをもっとシビアな目で見ていくことが必要になるのかなと。

 

こういう部分にこだわって動きを積み上げていくことで走りは確実に変わる。そこを「大丈夫だろう」と考えているとやはり「崩れる」ことになります。今であれば「走れなくなった選手」に間違いなく「基礎の徹底」を促します。OBOGの動きが崩れているのであれば数日間徹底してやっていくことで戻るのではないかと思います。応用的な動きを求めている部分がありました。これも師匠と話をする中で「走れなくなる選手」について教わることがあります。いい走りができていたときはその動きがきちんとできていたから。走れないという感じがでてきたら「基礎的な動き」をもう一度やり直せばいい。きちんと走れるというのには理由があります。そこを度外視してやっていくと走れなくなる。うちの選手がコロナの影響で走れなくなったのは、「練習できていない」からではなく「基礎が疎かになった中で次をやろうとしたから」ではないかなと思っています。やはり「基礎」です。

 

「強制的にその動きになるように」という部分も必要だと思います。しかし、今のうちに関しては「重心移動がない中で足運び」を徹底する必要がある。「強制的に動きを作る」という前段階が必要だと思っています。そこができてから次に「走りながら動きを作る」段階になるのかなと。毎年冬季練習では「基礎の徹底」をやる部分があります。それが春先に「走り」に出てくる。それが「期間があく」ことでもとに戻る。もとに戻ることを忘れて次から次への練習をしていくことで「落とし穴」にはまる。「急がば回れ」という部分です。何度もblogに書いてきたのに・・・。

 

ということで朝はひたすらこの動きを。その場での膝締めから台。チューブ。スティックドリル。片足から両足へ。これだけで時間がかかります。ほとんど前には進まない中での動きです。見た感じもかなり地味。面白さはありません。飽きないようにやっていくというのが難しいかもしれません。しかし、ここは絶対に外せないなと。見ていると色々なことが見えてきます。派手さはないが本当に必要なこと。ここだと思います。「他とは違う練習をする」という本当の意味はここだと思います。ここがどれだけ徹底できるか。スティックは2.5足長。2足長でもいいくらいです。伸ばしていくのは簡単(物理的に)ですが、伸ばすことで動きが崩れる。そうであれば「丁寧に」「徹底して」「正確に」やっていくほうがいい。

 

1ヶ月位は朝練でこの部分をやりたいと思っています。ここだけ。本当はハードルを使っての練習も朝段階でやろうと思っていたのですがそこは欲張り過ぎかなと。ちょっと考えていこうと思っています。こういう部分を考える→実行することは楽しい。私自身が「楽しい」と思えることが選手に「楽しい」と感じることとつながるかどうかは別ですが。

 

この部分はもう少し書きます。書いていると色々と話しが飛ぶので。

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観察

2020-11-12 | 陸上競技
少し前のこと。水槽を見てみると1匹のエビの体の色が薄くなっていました。かなり気になっていました。
 
非常にわかりにくいと思いますが画像を掲載しておきます。
 
 
手前のエビが「色落ち」している個体。奥にいるのが通常の個体です。もう少しうまく写真が取れればよかったのですが。

調べてみると「水替え」などをして環境の変化が起きた時に「色落ち」しやすいということでした。確かにネットで注文した時、届いた時のエビは「白色」が落ちていて半透明になっています。水槽に入れて安定してくると濃い白色になる。実際は赤いところも色が落ちてしまっています。
 
他の個体は変化ありませんでした。1匹だけがこのような状況になる。
 
かなり気にしていましたがやはり翌日1匹☆になっていました。ここ最近落ちることがなかったのですが・・・。寿命ということはないと思います。まだそれほど大きくはなっていませんでした。そう考えるとなぜこのような状況になったのかわかりません。本当に奥が深い。それ以外の個体は常にツマツマして動き続けています。
 
後日、別の個体が脱皮していました。わかりにくいかもしれませんが抜け殻です。エビ水槽ではかなりの頻度でこの抜け殻を見かけます。
 
 


別の日に目の前で脱皮しました。しかし、完全に脱皮できずに尻尾のところに「抜け殻」が付いたままでした。エビの死因の一つに「脱皮不全」というのがあるということ。これは調べているうちに出てきたのですが。完全に脱皮ができずに動けなくなるという感じでした。今回はほとんど脱げているのですが一部分が抜けきれていない。写真を取ろうという気持ちはあったのですが心配でずっとそ様子を眺めていました。5分くらいして動いているうちに外れました。いや、心配です。
 
エビの餌。ペットショップに販売していたのでかなり前に買いました。名前が素敵(笑)。サプリですから。


 
この餌はよく水に溶けます。エビは好んで食べます。このエサを入れるとエビが集まってきます。本当は毎回このエサをあげたいのですが水に溶けやすいため、ソイルの上に餌がばらまかれてしまいます。きちんとすべてを食べられるといいのですがバラバラになってソイルの間に落ちていきます。こうなると水が汚れやすくなる。それを分解するバクテリアの活性がきちんとしていないとエビ自体にダメージがあります。本当に難しいところなのですが。
 
食べている様子もアップしておきます。これの姿を見るのは本当に楽しいですね。癒されます。

 
なんとなくばらけているのがわかるでしょうか。



 
エビblogにするつもりはないのですが。このエビ生活を続けていると細やかな動きや生き物の生命力に惹かれます。楽しいです。そして育てることは難しい。本当に大変です。日々勉強。
 
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「基礎」的なトレーニング

2020-11-12 | 陸上競技

思うことを。

 

前の記事にも少し触れました。「基礎」と「基本」です。これまで「基礎筋力の向上」を最優先してきたつもりでした。ある程度のトレーニングはできるようになっています。しかし、「上半身下半身」のサーキットをやる中で「やりたい動きではない」補強をしている者が複数名いました。確かに身体は動かしている。負荷もある程度かかっている。しかし、「複雑な動き」になることで「本来の狙い」である補強になっているのか。「上半身と下半身の連動」を意識した補強をやっていました。しかし、それが「中途半端」な形になっているのではないか。そう考えると「狙いが曖昧」になって終わっている部分が多数ありました。きちんとやる選手となんとなくやる選手で「差」が付く。

 

これを克服するために「上半身下半身」を少し変更していました。2種目を組み合わせて「グループサーキット」のような形で行う。正確な動きをやるためには「他の人と一緒にやる」法が効果的なのではないかと考えたからです。適当にやることができない状況を生み出せば効果は違ってくると考えました。この形で3回ほど補強を実施。しかし、「やりたい動き」が正確にできないことに関してはあまり修正できませんでした。これでは種目を修正した意味がない。

 

そこでもう一度、前の形の「サーキット形式」の「上半身下半身」に戻すことに。「やり方」の部分ではなく「種目そのもの」を変えることにしました。これまで「腕立て」に関しては2種類実施していました。回数的にはある程度。そしてそこに「上半身と下半身の連動」を意識した種目をいれていました。これを思い切って取りやめる。シンプルな「腕立て伏せ」にしました。これまでは「連動」を重視していくことが走りにつながると考えて実施してきました。しかし、それが「正確性を欠く」ということで「本来の狙いではない」動きになっている。そうであればシンプルに「上半身の補強」として「腕立て伏せ」をやるほうが「負荷がかかる」と感じました。実際にやらせてみるとこちらのほうが数倍負荷がかかる。結局、「より良い練習を」と思ってやっていたことが「誤魔化しがきく」練習になっていたのです。これは選手に悪意があるとは思いません。一生懸命にやっていたと思います。それが「本来の狙い」ではなくなる補強になっていたとしても。

 

そのような視点から見ていく中で「変更」するほうがいいなと思う種目がいくつもありました。「スケーターズジャンプ」は場所の関係で「左右に跳ぶ」形でやっていました。しかし、これが浅い。しっかりと跳んで着地するように指導をしていましたができません。「やりません」なのか「できません」なのかは分かりません。しかし、「できない」のであれば「できる種目に変更」するほうがいいのです。「スケーターズジャンプ」は横ではなく前に進むことにしました。これでも浅い者がでますが、ある程度跳ぶようになります。やりたい動き。

 

さらに「補強サーキット」としてやっていたサーキットの中にある「プレート突き出し」もここに入れることに。これは上半身も下半身も体幹も強化できます。しかし、普段の練習の中で見ていると「股関節が開かない」「浅い」「突き出せない」という三重苦のような練習になっていました。口うるさく言いますができない。そこでここだけ抜き出して「上半身下半身」のなかに入れる。正確性の部分を求めながらやります。他の複合的な種目よりもシンプルな「プレート突き出し」のほうが体幹補強としては優れている。「珍しい練習」になるほうが「見た目」はいいかもしれませんが「負荷」としてはよくない。そうであれば「取捨選択」をして「より効果のあるもの」にするべきだと思います。

 

こんな「当たり前」のことをここに書く必要があるのか。私自身、「普通の練習」と思っていたものがいつのまにか「応用」になっていたことに気づきませんでした。少しずつ練習をバージョンアップしていく。当然の話だと思っています。が、気が付くと「基礎」が疎かになっての「バージョンアップ」になっている。これは本来の「私のやりたいこと」ではない。

 

師匠とよく話をします。補強は「腕立て・腹筋・背筋」でいいんだと(笑)。もちろん、ここに内転筋や大臀筋や中臀筋の補強なども入ってはきます。しかし、オーソドックスな補強がベースになる。ウエイトをすると一気に記録が伸びるのは余計なことをせずに直で筋肉の強化につながるからです。大きな筋肉に大きな刺激を与えてやることで肥大が進みます。単純に「筋力強化」ができる。前任校ではかなりの時期ウエイトをやっていました。今では他の形で刺激を入れながら筋力向上を図っていますが。

 

そういう部分で「基礎」をどのような形で行うかともっと冷静に考える必要があったなと。色々な種目をやるという部分は変わりませんが、「やること」自体はもっとシンプル化する必要があるなと。当たり前のことですが。「狙った部分に性格に刺激が入る」という部分。ここをどのようにして徹底するか。

 

かなり前に「プレゼンテーション」について考えたことがあります。本を読みながら。よりシンプルにプレゼンをすることで「伝えたいことが伝わる」というものです。いつのまにかこの考え方を忘れていました。情けない話ですが。やりたいことがあるなら「シンプル」にやる。余計なものを挟まない。必要に応じて入れることもありますが、「基礎」を考えるのであればもっとやり方があります。

 

この辺りのこともう少し書きたいなと思います。長くなるので。

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