kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

スタート練習をする

2020-11-16 | 陸上競技

金曜日。時間が経過してしまって内容があやふやになりつつありますが。ひょっとしたら木曜日の練習を書いていない気もしています。まーいいか。

 

この冬季は「基礎の徹底」をテーマとしています。11月中は本当に走らない。まったく走らないというわけではありませんが、120mなどの長めの距離は走らないようにしようと思っています。最初の段階の動きができないと次の動きはできません「スピード持続系」は必要だと思いますが、今はいいかなと。それよりも「基礎」を徹底するべきだと思いました。この段階ができれば次は重心移動を作っていけばいい。逆にここができないのに「走る量を増やす」というのは違うかなと。

 

基本的な練習をしっかりやってからこの日は「加速段階」をメインに。スタブロからの出をやることにしました。冬季練習にスタートが必要かどうか。ここも議論されるのではないかなと思います。いや、議論というよりは「必要ない」という話が出るのかなと。今年のテーマは「基礎の徹底」です。前任校でやっていたことをベースにして「走るための基礎」を徹底的にやります。その中で重要になってくるのが「スタート」です。シーズン中はここに時間が割けませんでした。この冬は半年間かけて徹底的にスタートの改善をしたいと思います。目新しいことはありません。基礎の徹底。ここだけです。

 

膝締めのためのドリルをやってから、「連続倒立」をやって「加速段階練習」を。これも基礎に即してやっていく。壁を使っての膝締、タイヤ押し、低重心walk、短い距離のT走、スタブロからの出。これを2サイクル繰り返します。この日は導入段階なので細かい部分は言わず。何人かには言いましたがまずは「何がやりたいのか」を理解させる必要があります。スタートに関しては私自身苦手でした。大半の選手はスタートが苦手です。それを半年間かけて克服する。実際、前任校で指導していたkanaは一冬足運びを含めて修正したことで13秒台から一気に12秒35まで行きました。3年生の時には12秒17まで。スタブロからの出が修正できるとそれ以後の動きも変わってきます。

 

これまで「一歩目を大きく」という指示はしていました。この部分の「伝わり方」が微妙です。ここも「言葉」での表現と実際に動きは違う。0からの動き始めなので「重心移動」を作り出す必要があります。しかし、単純に「大きく」動くと体が浮いてしまう部分もある。そこも含めてどうするか。また、1歩目の足運び。直線的に持ってこれるか。前足側の角度は保てているか。1歩目で止まらないか。そこから鋭角に接地してブレーキをかけずにリズムが保てるか。この辺りを徹底します。

 

冬にスタブロなんて・・・。というのもあると思います。しかし、技術練習には時間がかかります。試合前になったからスタート練習をするのではない。今シーズンはほぼ「付け焼刃」のようなスタート練習しかできていません。「普通の選手が戦うために」というテーマでやっています。そうであれば「試合前だから」ではなく年間を通じてやりたいなと。

 

膝締めを徹底しているので加速局面が良くなります。「膝締め」が一番求められる部分は加速段階ではないかという気もしています。方向が違いますが「前方向」なのか「斜め上」なのか。方向が違うけどやることは同じ。重心移動が小さい加速段階ではかなりはまります。もちろん、これが「今」だからというのもありますが。まだまだやることは多い。

 

手間取りましたがひたすら。今後も続けていきたいなと思っています。良い感じでした。こうやって「動き」を徹底するのは楽しい。選手も「感覚が違う」という部分が分かるのは楽しいと思います。表情が良い。これを常に続けていけたらと思います。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする