土曜日。ハードル練習会を実施しました。木曜日、金曜日とかなり冷え込んでいました。雪が降ったりすることもあったのでグランドが使えるかどうかという感じが。
実際に朝グランドを見てみると完全に凍っていました。9時まで気温がマイナスだったこともあり、全くという感じでした。気にして何度もチェックしましたが使えそうにない感じでした。私的には実践的な練習をしたいなというのがあったのですが。
中学生の参加もある程度ありました。10人くらいいたかなと。ありがたいことです。こういう機会は大切にしたい。今の学校の顧問だから人が来てくれている部分は往々にしてあると思います。学校の看板があるから来てくれる。これが他校の顧問という肩書きであれば難しいのかもしれません。それならそれで仕方ない。何人来るかわからない感じではありましたが結局40人オーバーだったと思います。50人近くいた気はします。
今回は前回の反省を活かして中学生は別メニューでやるつもりでした。そのためにメニューを作ってhsmt先生に来てもらって対応をお願いしていました。上述のようにグランドが使用できない感じだったので結局はほぼ同じになったのですが。今回は保護者と顧問の先生も複数名いらっしゃいました。活動を見てもらうことは本当に意味があると思います。私の指導がどうこうではなく、選手の動きが変わっていくことを見てもらえると本人たちにとってもプラスになるからです。
寒いので武道場でアップを。バランス系、倒立系もやりました。更には車系、連続倒立も。自分の重心をどのように取るかというのがメインです。時間をかけました。基礎になる部分だからです。残念ながら男子はこういう部分に意欲的ではない。同じ学校で組まないように言っても組む。閉鎖的ですね。こちらの指示が通らないようなら別に来てもらわなくても良いなと思っています。この場はあくまで「ボランティア」です。1円もお金は発生していません。そうであれば私が気持ちよくできる方がいい。
顧問の先生に「行け」と言われて仕方なく来ているというのであればこういう練習会には参加しない方がいいと思います。誰も幸せにならないからです。「学びたい」「速くなりたい」という気持ちがその根底にないというのであれば意味がない。今後はそのことも文章化してもらっても良いなと思います。多くの人に来て欲しいというのが私の狙いではありません。「やりたい」と思っている選手に必要なモノを提供したいだけ。ハードル練習会自体、私がやらなければ実施されることはありません。それでも今は「やりたい」と思っているからやります。「やりたくない」という気持ちになったら辞めます。前の記事にも書いていますが、私自身の判断だと思っています。強制されるモノではない。
その後、屋外に出てDM♾️。中学生は難しいので真上投げをひたすら。DM♾️、動きが難しいとは思いません。が、こちらも男子は…。適当に投げます。一旦練習を止めて話をしました。補強やドリルは「やればいい」というモノではありません。正確に意図を理解してやらないといけない。効果が出ないからです。よく考えてみると普段からそのような話をされていないのかもしれません。なんとなくやっている。形だけやっている。だけら指摘を受けても「何故注意されているのか」を把握できない。普段からの取り組みも問われるのだろうなと。これだけ人数が多くなると難しい部分も出てきます。細かく見ることも出来なくなりますし。基本は普及という感じで考えているので仕方ないのですが。
中学生は真面目に取り組んでくれていました。可愛らしいですね。不安もあるのだと思います。何も分からない所に来ていきなり練習をする。周りは高校生ばかり。話をする相手もいない。こちらももっと気を使わないといけない。アップの時はうちの選手が中学生に付いて説明していました。実際の動きになると難しい部分が出てきます。もう少し指導する人を増やさないと人数的に難しいかもしれないですね。次も来たいと思ってもらえる内容が提供できたらとは思います。
股関節回し、壁を使ってのハードルアプローチを。今年度は実践的な練習をしたいと思っていたのでこのあたりは省略していました。天候がこんな感じだったのでちょうどよかったかもしれません。本当に基礎をやることができました。そこからドリルとタンブリング 、一歩ハードルへ。ここは距離を変更しながら繰り返しました。流石にかなり動きの変化がありました。こういう部分を見てもらうことは大きいなと。変化をすると選手自身も楽しさを感じると思います。こういう機会が欲しい。
短距離も数人来ていたのでうちの選手と一緒に。ここは選手に任せました。普段やっているドリルと加速段階の練習。短距離に必要な要素を入れながら。補強も入れながら。個人的には短距離の指導も好きです。丁寧にやっていくことで間違いなく動きが変わるからです。ここ最近、自分の中でやりたいことが明確になっているのでそれを実施して走りが変わっていくのが楽しい。これが学校場面なのか他の場所なのかだけ。短距離練習会はもうありません。合宿をやって終わりです。もう少しやりたいなと思うことがありますが、それはきっと時間的に許されないでしょうね。わざわざ「kanekoのところで練習したい」と選手が各校の顧問に言うことはないでしょうし。
どこの学校の顧問なのかという話も出てきますね。他校の指導ばかりするなと。私自身は「特定の学校の指導のみ」をする必要はないと思っています。たまたま所属している学校が今の学校というだけであって、県立学校で採用されています。そうであれば県内の高校生に指導するのは当たり前の仕事。たまたま今の学校にいるので学校の生徒に関わることが多いだけ。もちろん、今の選手は本気でやろうとしているのでそれに対して最善を尽くしたいとは思っています。繰り返しになりますが「今」はです。これが表面的な取り組みだった場合は指導することはないと思います。
書きたいことは山ほどあります。が、この数日間でより「自分がやりたいこと」が明確になった気がします。妥協して我慢して「インターハイに行かせる」というのは本来のやりたいことではない。理不尽なことを強制されるのであればもうやらなくて良いなと。このことは練習会の後に選手にも直接伝えています。うちの選手がそれに対して不満を持つかもしれません。それならそれで良いかなと。何度も書いていますが「顧問を辞めろ」と言われるならすぐに辞めます。それが正当な理由であれば。もちろん理不尽なことであってももうやらないかなと。私がその時の感情で当たり散らすのであれば問題ですが、そのような行為は一切ないと思います。それでも「辞めろ」というのであれば「あなた方の望む顧問を見つけて指導してもらってください」という話です。
かなり気持ちが固まりました。
練習会、1月には2回やりたいと思います。時間をかけてしっかりとやれたらと思いますね。まーそれまでに気持ちが完全に切れてやらなくなっていたらすみません。そんな人間です。