土曜日。この日は午後からハードル練習会を実施する予定でした。午前中どうするかと悩んだときに「しっかりと走ろう」ということに。ハードル練習会はあくまで「技術的な改善」を狙いとしてます。それだけではなく「ベースとなる部分を高めていく」ことも必要だと思います。技術を支えるのは「心」と「体力」です。「心」の部分はイコールで「考え方」になる。どれだけこちらが与えても「考え方」が競技者でなければ絶対に強くならないと思います。
で、練習をするにあたって「他校を呼ぶ」ことに。単独でやってもよいのですがそれほど人数も多くないのでできるだけ活気があるほうがいいなと。そうなると近隣の学校に声をかけて一緒にやるほうがいい。「数は力」だと思っています。今のうちのチームが人数がそれほど多くありません。だからこそ細かく指導できる部分もありますが、やはり「元気さ」が足りなくなる。それを打破するためには「人数」が必要。全体で20人くらいになって練習をすることに。これだけでもずいぶん違ってきます。練習効率は間違いなく落ちます。これは仕方ない。教えたり正確にやることを考えると時間が効率よく使えません。それでも「良い練習をする」ためには必要かなと。
武道場である程度のことをやって屋外。動きの基本を徹底的に。今取り組んでいる練習をひたすらやりました。これは毎日やるには時間がかかりすぎてしまします。他校ではそこを最小限にして別の部分に力を使っていると思います。まー「本当に必要な動き」を指導する人は少ないと思いますが。せっかく来てもらったのであれば「今やろうとしていること」に関しては全てさらけだしてやるようにしています。何種目かは年が明けてから追加した部分もあります。足首の強化と軸足支持の部分。これも時間をかけてやっていく必要があると考えています。もちろんそれなりに負荷がかかりますが。「どうすれば動きの変化が生まれるか」は常に考えておきたい。ルーティンのようになると「意識が適当になる」部分が出てきます。徹底的に。
スプリント練習をしてから50mのタイヤ引き&スプリント。更には120mのタイヤ引きとスプリント。本数はそれほど多くありませんが負荷的には掛けられたかなと思っています。動きに関しては一気に変わるのは難しいと思っています。それでも丁寧にやっていくことで接地やその角度は変わっていく。ドリルだけやっても上手くいかない。実際に走ることで定着していく部分も出てきます。トレーニングもあくまで「走るため」にやっている。筋力を上げることだけを考えているわけではない。そこも踏まえてやはり「走ること」は重要。「ひたすら走る練習」というのもあると思いますが。「筋力は必要ない」という人はいないと思いますが、それがどれくらい必要なのかという考え方です。腹筋ができなくても「速ければよい」と判断するのか。ここも分かりません。選手が何を望むのか。ここは考えるべきだと思っています。
地道な練習は必要。できるだけ飽きないように工夫はしているつもりです。学校によっては1時間程度しか練習ができないところもあります。それを考えるとうちはそれなりに時間がある。だからといって「やるだけ」になっているようでは変化は生まれない。当然の話です。だったらどうするか。最初に記した「心」と「考え方」の部分になる。ここの変化を生み出せるかどうかなのかなと。
実力的にはうちの選手のほうが上なので走力でも引っ張ることになります。が、戦うことを考えたら「グループでトップを走っているからよい」というのではない。もっともっと高いレベルで走らないといけないと思っています。午前中にある程度負荷をかけられたことは合格かなとは思います。しかし、まだまだやれることはあるなと感じています。他の学校が来てくれたからできることもある。感謝する必要がある。まー「感謝しなさい」といって感謝するようであれば強制になるので面白くはないのですが。こういう時代です。いつも中心が「自分」になってしまう世の中。どこかで気づいていければいいなと思います。
まとまりませんが。記録しておきます。