なかなか書けませんね(笑)。「毎日更新」と謳っていたのに今では数日に1回。もう更新することを誰にも期待されていないのではないかなと思いますね。まーいいんです。
相変わらずストレスが半端なくて。これは本当に寿命が短くなっていく感じなのではないかなと。前の記事にも書きましたが「免許を持っていなくても教員採用試験が受けられます」という形で次年度の採用試験が実施されます。それなら今免許持っている人は何か?誰もできる仕事だから免許はいらないのか。免許を持っているからきちんとできるというわけではないと思いますが、さすがに馬鹿にされている気がします。無駄な仕事ばかり増えていく。「観点別評価」を入れた偉い人は現場の意見をどれだけ聞いたのか。仕事を減らす気はないんだなというのがよくわかります。それで「受験者を増やそう」というのはあまりにもお粗末ではないか。マスコミが「ブラックな部分」を取り上げて報道しますからね。更に減る気はします。だれも責任を取らない「新しい取り組み」です。
水曜日はトレーニング中心にしました。前日にある程度走っているので。この時期、「もっとやっておきたい」という気持ちが出てきます。スピードが上がるので負荷は大きくなると思います。それに見合うだけの球速も必要になるかなと。昔よりも体力的にしんどい部分もありますし。メリハリをつけながらやっていくほうが良いのかなと。木曜日はかなり練習量を落としています。ミーティングと体幹補強のみ。
金曜日はある程度。この日は色々やっていたと思います。補強は必須だと思っています。筋力的に低い時には「動かないでトレーニング」が良いと思います。その場で実施するサーキットが故障もなくできるかなと。この冬はそこをやらずに動きながらの補強を実施しました。上半身下半身。道具が以前よりも足りないのでできるものを導入。流れとしてはそこからDM∞をやってからドリル、スプリント練習としています。この冬は女子はこの形でずっとやってきました。男子と別々にやる機会が多くなっています。本来であれば「すべて一緒」のほうが「組織」としては良いのかなと思います。より細かく、より具体的に、より効果的にという部分から考えると「一緒にできるところはする」くらいのほうが良いのかなと思っています。正解かどうかは分かりませんが。
で、オーバースピードトレーニングを入れました。トーイング。これも体にかかる負担が大きいので注意が必要です。幸い、この冬はほとんどの選手が怪我をせずに順調に過ごせています。大きなけがをした選手は皆無。何週間も練習に参加できないという選手もいません。数日間というのがあったかどうかのレベル。身体づくりと有酸素系の練習を入れながら短い距離を走る。女子のほうが男子よりも走っていると思います。それでも故障者は出ません。「走る量」ではなくどのように負荷をかけるかだと思っています。
トーイングはチューブを使って「限界以上のスピードを出す」ことが狙いです。それなりのリスクもあります。それでもシーズンに向けて「頭打ち」にならないように常にスピード刺激を入れておく必要があります。これを2本ずつやってから次の動きに。まだ選手はビビっていますが。ここを克服できるようになるともっと上のレベルに届く気がしています。
スピード練習をしたので今度は「それを走りに生かす」ための練習を入れました。これも前任校で思いついてやっていた練習です。「スイッチングラン」と名付けていました。まー別に特別な話ではなく。途中途中にマークを置いてそれを越えていくだけの話です。ハードル練習で「5歩ハードル」をやりますが、そこからの転用です。決められた距離を走る。その途中途中に「マーク」があります。それをできるだけ早く走り抜ける。以前は「タタタ」と言っていましたが。良い歳なのでもう少し普通の呼び方が良いなと。
実際にやってみました。ピッチを落とさないで走るための練習です。上手くマークの距離が合わない選手も出てくるので「間」を走るようにさせました。ある程度マークがあるので意識づけはできます。これがかなりうまくはまった感じがします。「スプリント練習」の中に「二次加速スティック」を入れています。徐々にピッチが上がっていくイメージを作るための練習。最初余裕を持って入っていってマークのところでピッチを上げていきます。これはこれで効果は高いと思っています。
が、今回やった「スイッチングラン」は間に数歩あります。3歩に1回くらいマークがある。その間をできるだけ早く動いていく。ピッチが遅いと間に合いません。距離が狭いと重心の移動がない中での走りとなります。しっかりと移動をしながらピッチを上げていく、維持していく。この部分ができると走りの感じが大きく変わっていくと思っています。まーこの日は「トーイング」をしたのでそれを走りに生かすために「ピッチを維持させたい」と思って導入したのですが。
選手たちの表情が明るかった。「かなりピッチが上がるイメージができる」と口々に言っていました。あーこういうのなんだなと思います。単純に「以前成功したからこの練習がいい」とか「自分が好きな練習だから」というものではない。試行錯誤しながら「こっちはどうかな」と思う練習があればそれをやってみる。もちろんここには「明確な狙い」があるから意味があるのですが。適当にやってみるというのではなく「この動きをしたいからやる」というのが重要なのだと。そして選手の反応を見る。マンネリ化してしまうと動きも頭打ちになります。こうやって「二次加速スティック」よりも「スイッチングラン」のほうが良いと多くの選手が口にするのであればこちらのほうがあっているのだと思います。普段「よくわからない」という選手でもこうやって「良い」と表現できる練習があればそちらのほうがいい。
何度も書いていますが、別に高校の指導にこだわる気はありません。クラブチームでの指導をしたいという強い気持ちがあります。それでも「今目の前にいる選手」が何かを求めてやろうとするのであればこちらもそれに応えたい。その部分は大きいと思っています。今のスタンスに対して「批判」が出れば即時に辞めてもいいと思っています。学校の部活動だけが「陸上競技」ではないので。誰かに「やらされる」という指導はしたくないし、するくらいなら「指導しない」という選択をしてもいいと思っています。学校の枠を超えていやりたいというのが素直な気持ちです。
まーいいんです。とにかくこの日は「スイッチングラン」がかなり良かった。おかげで数セットやりました。かなりスピードが出る。これだけやれば次の日身体にかかる負担は大きいだろうなと思いながら。ここも頭には入れながらですが、次の日の練習のために練習を調整するというのもこの時期どうかなと思うので。
記録として残しておきます。